U さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – 正気だったら芸人やってない
TNSKの漫画 「good!アフタヌーン」で2019年2号より連載中
制作:ライデンフィルム
いたずらで人を化かそうとしていた狸が、話芸で化かそうと奮闘する話
<メモ>
人間を笑顔にするため奮闘する狸が主人公なので子供が見られる時間に放送してもいい位ほのぼのしてます。
まめだぬき姿もかわいい。
私みたいな落語に馴染みのない人への入門編にはなっても落語好きの方はもの足りないと感じてそう。
30分アニメで落語を描くのは難しいと思いました。
例えば1話に登場する「遊山船」は20~30分の演目だそうです。
寄席ではその時間、喜六と清八のいる世界に没入することができますがアニメだと数分ですからね。
まめだは一度淡路に帰って長老に近況報告してあげて欲しい。
<主要登場人物>
・まめだ:M・A・O
・大黒亭 文狐:山村響 落語家四天王の1人 実は七度狐と呼ばれる妖怪で弱っている所を大黒亭文鳥に助けられる
・椿 しらら:Lynn 新米落語家 前座→中座 実は東京の極道・黒駒一家の跡取り娘
・作次郎:村瀬歩 春来亭席亭
四天王
・大黒亭 文狐
・椿 白團治:江口拓也 しららの師匠 文鳥の実の息子
・霧の圓紫:竹達彩奈
・恵比寿家 歌緑:石田彰
・大黒亭 文鳥:諏訪部順一 文狐の師匠 「大黒亭は文狐の代で終わり」という遺言を残す
・らくだ:梅原裕一郎 しららの実家、黒駒一家の若頭
<ストーリー>
淡路の森に住む豆狸少女のまめだは長老から
「狸が人を化かす時代ではない、人は人 狸は狸で暮らす方が幸せ」
と諭されるも父に憧れ化け術の練習を続けていた。
まめだは長老の用事で大阪へ行く。
「人間に関わるな、人間を化かそうと思うな」との注意を受けていたのに好奇心旺盛なまめだは人間をダマそうとするもうまくいかない。
帽子を飛ばした落語家と名乗る女性を男性の姿で化かそうとした時もすぐに狸だとバレてしまう。
街を歩いていて人だかりに押されるように寄席「春来亭」に入ると、舞台に登場したのは落語家だと言っていたあの女性だった。
大黒亭文狐の化かすような話術に興味を持ったまめだは文狐の弟子にと願うが弟子を取っていないと断られてしまう。
「狸であることがバレたら破門」という条件でなんとか弟子にしてもらい、師匠の身の回りの世話や寄席「春来亭」の手伝いに励みながら、落語は1人ではできない、多くの人に支えられているということを学んでいく。
新米落語家しららの中座昇進が決まり天神祭りでお披露目をすることになり、しららの推薦でまめだが前座を務めることになった。
天神祭りが始まると神輿の中から天神様(角の生えた稚児)が逃げてしまい天気が急変してしまう。
まめだは落語が見たいという天神様を前に初高座に上がる。
ある朝、まめだは行き倒れた男を助ける。男はしららの師匠の椿白團治だった。
白團治は大黒亭文鳥の息子で文狐の兄弟子のような人だ。
文狐と白團治を含む上方落語四天王が集まる会合に春来亭の席亭作次郎が呼ばれる。
先代との約束を破って弟子を取った文狐に怒る霧の圓紫から今後文狐が出る寄席に自分の一門は出さない、春来亭とも縁を切ると言われてしまう。
まめだは突然破門されてしまい、しららのいる白團治の元に身を寄せる。
実は間に入った白團治の提案で、四天王各々の基準で落語家になる試験が課されることになったのだ。
白團治:借金返済延長と酒をつけで買ってくるという任務 → 失敗するが落語のようだと
圓紫:寿限無を圓紫の見せるお手本と一言一句間違えずに1週間で覚える
歌縁:まめだの落語を聞いて「面白いけど君が面白くちゃ意味がない」と不合格 → 追試を認めてもらう
そんな中、文鳥・文狐と因縁のある商人がまめだを使って大黒亭に復讐をしようと近づいてくる。
まめだは災難を乗り越え破門を解くことができるのか?
23.1.27