たつや さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
4年ぶりの待ちに待った1作。5秒で久美子の音に感動߹ ߹
公開初日に見に行ってきました🎺 2015年からアニメ1期が始まり、2期、リズと青い鳥、2019年の誓いのフィナーレと続き今回がなんと4年ぶり。もう響け!ガチファン勢からすると待ちに待った1作。映画開始5秒で久美子の音に感動し鳥肌がやばかった😭ほんまにこの音を聞くだけで来てよかったと思える。
映画の内容に関しては、基本的に12月のアンサンブルコンテストについての1幕で、学校単位で1チームしか出られないため、その1枠の出場を目指し、部内でバトルを繰り広げるというもの。響け!ユーフォニアムの強みはなんと言っても作画・音の良さ、そしてキャラクターの心情の表現力であると思うが、今回もその力が存分に、本当に存分に発揮されていた。部長としての自覚、2年生のそれぞれの立ち位置、つばめと葉月の心情などなど。ここは文章では到底語りきれないので、ぜひ映画でご覧になってほしい。メンバー決めは本当はもうちょい人間関係のいざこざがありそうだけど、まあ北宇治だし生徒のレベルも高いし大目に見た。
どのメンバーにも愛着が持てる、というのもこの作品の強みだと思うし、今回も素直に感情移入することができた。今回出てきた新キャラも含めて、一人一人どの子も欠けることなく個性があって、本当に良い。エクセレント以外の表現が思いつかない。
気になった点をあげると、やはり70分という今回の映画の短さだろう。やはり最後の展開が急すぎた感じは否めないと思う。なぜ70分という時間設定にしたのか、現場の考えや状況は勿論あるだろうが、やはり最後の詰め込みをもう少しゆっくり、+5.10分はいるだろうと感じた。久美子たち8人の演奏(金打8重奏)のフルシーンも見たかったし、そこをメンバー紹介にするのはちょっと意外すぎたなーと。1番気になったのは、結果発表のシーン。※最重要ネタバレかもしれません。
結果アンコンの枠を勝ち取ったのは{netabare}「クラリネット4重奏」だった。別にそこを1位にすることには不満はないが、その時の結果発表を「字幕」で終わらせたことにはちょっと不満かなぁ。せめて結果発表だけでもアニメーション、久美子や麗奈、奏たちメンバーの様子をアップに切り取るべきだったと思う。1期の1番最初、中学生の頃も久美子と麗奈がアップの結果発表だったし、これまでも結果発表には必ず誰かの表情が入っていたはず。それを文字だけで済ませてしまうのは、少し遺憾だった。{/netabare}
とまあ感想はこのくらいにして。まだまだ語り足りないことはたくさんありますが、それはどうか映画でご覧になってください。
それでは今回はこの辺で。総合評価は90点に限りなく近い89.9点で。4年ぶりの期待を裏切らない良い作品でした!