タック二階堂 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悠木碧という声優の凄さを改めて実感させられた作品。
詳細は公式でも。
原作は講談社『月刊アフタヌーン』に連載されていた今井哲也さんによるSFジュブナイル漫画になります。制作はゼロジー。
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物語の舞台は人工知能が発達した近未来、西暦2038年夏の日本。宇宙とロボットが大好きな少年・沢城ゆうまは、まもなく地球に大接近するという彗星に夢中になっていた。そんなある日、彼は宇宙から来たという"未知なる存在"と出会う。人工知能を搭載した家庭用オートボット・ナナコの体を乗っ取ったそれは自らの秘密を明かし、ゆうまとその友達たちにあることを頼む。その願いを聞くことにしたゆうまたちは、前代未聞の極秘ミッションに挑むことになる。
(Wikipediaより抜粋)
分かりやすく言えば、同年に劇場版公開された『雨を告げる漂流団地』とテーマ性は良く似ています。まあ、こちらのほうが連載されていた時期が早いので、どっちがどうということもないのですが。
こういったジュブナイルものに、取り壊される公営団地というのはつきものというか。よくあると言えばよくある話ではあります。そこにSF要素を絡めた、少年たちの冒険譚といった組み合わせは、相性がいいのでしょうね。
手放しで面白かったといえる作品ではあるのですが、それ以上に凄みがあったのが、ナナコというオートボットのCVを担当された悠木碧さんの存在感です。とにかく凄い演技でした。ラストシーンで泣かされたのは、悠木碧さんの演技があってこそ。改めて、凄い声優さんだなあと実感させられました。
まあ、そのぶん主人公・ゆうまの声優(女優さん)の存在感が希薄だったといえなくもないのですが。完全に主役を食っちまいましたw
観て損はない作品だとは思いますよ。主人公以外は実力は声優揃いですし。