くまさん さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
強く、優しく、カッコいいヒロインはお母さん
プリキュアシリーズで最も大好きな作品です。
とにかく、熱い、泣ける、ぐっとくる、感動できる。
子育てをテーマに、愛情を伝えるハグっと、
をタイトルに入れた、愛のプリキュアの物語です。
はなの自分のためにする応援、
さあやの自立、ほまれの恋。
とくに、はなの性格は大好きです。
もう、設定もストーリーの作りこみも、
いたるところに、脚本さんの思いがあり、こだわりを感じます。
OPではぐたんを見守るように咲く、
プリキュアたちの花、その花言葉とか。
脚本さんが作詞した、挿入歌「キミとともだち」は、
聞くとうるっときます。
さて、脚本を担当したのは坪田文さんというひとで、
なんと第39話から最終話の49話まで、ひとりで執筆していて、
最終話は絵コンテも少しやっています。通算49話中22話執筆。
ということで、最後のほうは、続きが気になって、止まりません。
一気にみちゃいますね。
ほかにも田中仁さんが共同で、坪田文仁というネームで、
協力して脚本を1本書いていたりします。
実は難解なストーリーのため、1回見たぐらいじゃ、
分からないかもしれません。
時をとめる謎の赤ちゃん、はぐたん。
明るい未来を否定する、クライアス社。
実は、明るい未来を否定することに、
とても同情できる理由があるのですが、、
ラスボスの心中を想像すると、
これまた、泣きそうになります。
考察が好きなひとなら、作品で描かれていない部分も、
想像や推測で埋め、独自の世界を築けるでしょう。
よく考えると、もはや女児向けではないでしょうね。
でも、あえて明確に描いていないから、ありなのかな。
キャラデザは川村敏江さん、もうこのひとのデザイン、大好きです。
変身バンクはとてもきれいで、これだけでも必見ものですよ。