安芸音 秋 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
本気度高めの娯楽アニメ
7が大好きで、ずっと楽しみにしてたマクロス
なんせテレビ版としては13年ぶりだもんで感慨も沸くっちゅーもんです
やはり三角関係と歌が軸・・・最早伝統と言っても差し支えない内容です
河森さんにしては原点へのリスペクト感が強い内容
過去作品への遊びやオマージュも随所に見える事から、マクロスファンに向けてのマクロスかと思いましたが・・・
新旧ファン取り込んでの一大ムーヴメントになりましたね
時代を問わない人気に流石だなぁ・・・と思いました
頑○無シリーズはその辺り見習うべし
☆物語
なんていうか、異文化理解というか異種間の相互理解みたいな話ももう伝統といっていい気がします
まぁ最終的な黒幕はヴァジュラじゃないわけですが
そして、恋愛要素です
ピュアにして進展も少ない展開を永遠と見せられるワケですが、フラストレーションが溜まる溜まる
最終的にTV版ではどっちも選ばず終了と・・・「私達の恋の戦いはこれからよ!」的な。「マクロスFの次回作でご期待下さい」的な
んだよこれ~、と思ったら映画版でしっかり補完してきました笑
流石です
スッキリしない人は映画版どうぞ
☆声優
エンディングのスタッフロールを見て
えっ!?みゆきさんなの?マジで?
小西さんの演技って本当に渋くて好きです
カミナも味があっていいですしね~
あと竹刀のレッドブレイバーとか
☆キャラ
とにかく優柔不断なアルトくんに苛々します
どこかぼやっとしていて本気度が見えません
ヒロインと違って、アルトくんの内面描写って結構少なめだと思いました
主人公なのに笑
ランカちゃんのキャラクターがもうちょっと可愛くてもよかった気がしました
あのアピり具合は女の私から見ても「ぽかーん」とする事がちょいちょいありました
そのせいかシェリルがとても可愛く見える不思議
あと、メガネ先輩(涙)
☆作画
戦闘シーン力入れてます
3DCGのカメラワークが最近のマクロスっぽさ(ゼロとか)を演出してます
ライブシーンや最終決戦見てて、作画やコンテがアニメにとっていかに重要かが理解できました
この作品、今から見るなら絶対BDにすべき
☆音楽
菅野よう子さん、本当に凄いです
幅広く、HITせいの当たりをきちんと打ってきます
いい意味で菅野さんらしさが見えてこない歌もの曲から、彼女の器用さが垣間見えます
実はインスト曲もかなりの高クオリティなんですが・・・この辺りは一転かなり菅野さんらしいオーケストラミュージックが多々あります
挿入歌で使われたファイアーボンバーの曲以外には、ほとんど作曲なり編曲なりで関わっている凄まじさ
この方がいなかったら、このアニメは成立しなかったと言っても過言じゃないかと
サービスメドレーに興奮しすぎてゾクゾクしました
ああいう集大成的なノリに私は弱いようです笑