稲葉姫子 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:----
途中から展開が変わろうが、イマイチは変らない(残念!)
2022年の放映時に1話切りした作品です。
五等分の花嫁のSF版、劣化版、エロ版に見え、作画の印象はよかったものの早々に切りました。
そして、今週たまたまアマゾンプライムのレビューを読んで。
予想外の展開で面白い
前半のクソ展開全体が伏線
ずるい
後半の追い上げ半端ない
などの評価の高いこと!「途中で切ってはもったいない」と、面白い予感が満載です。本作の結末は決して口外しないでください!で有名な映画「シックス・センス」ようなものが、このアニメにはあるのかもしれない、と思い1日で一気に拝見しました。
※1日で一気に見れたということは、興味深く見れたには違いないと思います。
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シリーズ前半の日常が、日常になっていません。現実離れしています。ここで勘ぐれば、ここは仮想世界であることは、ある意味明らかなんです。しょっぱなの当校した時に、主人公の親友である伊集院のことがわからないシーンがあり、ここを軽く流されたものの、どう考えてもおかしいものでした。もっと、普通の日常を描くべきでした。
話が進行するうちに、マトリックスのような仮想空間であることが明らかになっていくのですが、そこに意外性がまったくないのです。「ああ、なるほどね」くらいです。
愛生の元にたどり着くまでの死闘も、なぜか薄っぺらいのです。
全体のコンセプトはオリジナルアニメしては、大変よくできています。ただ、細部が甘いことと、エロの部分に変な力の入れ方をしていることが、作品の傷になっているのです。
ひょっとしたら、大傑作にも化けたかもしれません。
ほしいです、本当に。
物語の評価は前半が2.5で、後半が3.5です。
作画は安定していて見やすいものでした。