yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一番星は墜ちてなお輝く(少し加筆するかも)
規格外の第一話!
企画したのは誰?
って言うかよくこんな企画通ったな⁉
僅か82分に封じこめた
伝説のアイドル「アイ」の半生
そしてこれは
物語の欠くべからざるプロローグ
オープニングテーマ「アイドル」は
その半生をさらにギュッと凝縮した360秒の走馬灯
必聴である。
それにしても各話の引きが素晴らしすぎる!
次回が気になってしゃーない。
往々にしてあることだが
オープニングには多くのネタバレが散りばめられている
第一話観ただけだとアクアとルビー以外は初見ばかりなのだが
ここでこれだけの尺が割り当てられているということは・・・
と邪推(推測?)することになる
まぁ、話を追うごとに答え合わせができるわけで
それはそれで楽しみではあるのだが
B小町
{netabare}メンバーは7人
全員の立ち絵は1話冒頭で開示されている
結成当時のメンバーの年齢は中学生(社長談)
さりなの発言から判明している「アイ」以外のメンバーの名は
「めい」「ありぴょん」「きゅんぱん」
少なくとも30曲が映像で残っている(有馬かな談)
アイの死の2年後に解散している。
その後のメンバーの動向については言及なし。
が、
2期以降に旧メンバーが何らかの形で絡んでくると予想。
高確率で敵対勢力としての登場を予測しておこう!{/netabare}
新生B小町
{netabare}MEMちょ加入により本格的な活動を開始
旧小町の遺産を取り込むことで
PV作成・ライブ活動が解禁
ジャパンアイドルフェスのステージに立つことで
新生B小町を世に問うところまで到達
さあ、
これから!{/netabare}
アクア
{netabare}アイに飢えている精神年齢30歳の16歳。
アクアは役者さんかな?
他愛のない幼年期のやり取りであればよかった
最愛の人の今際の際の言葉でなければよかった
だから
その言葉は
呪詛となった。
自身のDNA上の父親を追うことは
復讐の旅路であり
再生の道程でもある
雨宮吾郎としてのアクアは
一度失った命を
復讐に費やしてもいい
いや、復讐に捧げたい
だが、
雨宮吾郎ではないアクアは?
アイの子供として生まれたアクアは?{/netabare}
某有名シェフを擁護すべきか糾弾すべきか⁉
{netabare}アイドルを推すということは
99.99999%の人にとっては
手の届かないものへの憧れ、憧憬、愛情であり
もっと言えば手が届くとか届かないとかに左右されない
本物の「愛」
であるはず(少なくともそう思い込みたい)
でも
手が届いてしまったら?
そのアイドルと
一人の人間として
一個人として
異性として
関わることができてしまったら?{/netabare}
ルビーの夢
{netabare}ルビーの夢はもうかなっている
いや、さりなの夢がかなっている
容姿に恵まれた芸能人の子に生まれ変わったのだから。
想定外だったのは
アイが母親だったこと(+++++)と
その母が死んでしまったこと(-----)
想定外の両極地が相殺されて(+-0)なのではないか
だから
ルビーはルビーの夢を追えるのではないか。{/netabare}
アクアのジレンマ
{netabare}雨宮五郎は生まれ変わりなんか望んでいない
おそらく
さりなの転生に引っ張られたのであろう
(さりながアイドルになったら推すと約束した)
それでも
転生ライフを楽しむことができた
アイが殺されるまでは
アイを守るために死んで
生まれ変わって
アイを守れずに死なした
雨宮吾郎の意識としては生き続ける意味を喪失したが
雨宮五郎の理性は生き抜かねばならぬ理由を発見した
意識して雨宮五郎としての復讐を果たそうとするアクア
意識せずに生まれ変わった使命を果たしつつあるアクア
今のところ復讐(父親捜し)と使命(妹推し)は両立しているが、
いずれ一方を選ばねばならない時がくるであろう(ドラマ的に)
そのとき
すでにアイと過ごした時間(推し対象としての4年と子供としての4年)
以上の時間(16年)をアクアとして生きてきたアクアは
どんな決断をするのか{/netabare}
有馬かな
{netabare}愛に飢えている素直になれない17歳
実は一番好きなキャラ
子役有馬かなと戦い続ける不毛な戦士
込められた以上の期待を勝手に背負う優等生
正確な現状把握と自虐指向の自己分析
頑なでありながら情に流される
これらを全部ひっくるめて
愛らしい。
アイドルになりたいわけじゃない
役者として生き残る手段として
アイドル業を選んだだけ
そんな彼女も嘘をつく
アイドルとして噓をつく
みんなのためでなく
誰かを振り向かせるために
そのためだけにステージに立つ{/netabare}
黒川あかね
{netabare}人には向き不向きというものがある
素の彼女はリアリティ番組との相性は最悪レベル
最初からキャラクターを造りこんで臨むべきであった
それはさておき
2期からが彼女の本番なのであろう
何と言っていも彼女は
舞台俳優
なのだから。{/netabare}
押しの子。
{netabare}「押し」の「子」?
「押し」は押し活の押しなんだから、
応援する、声援を送る対象という事なんだろうけど、
その「子」?
好きな子、気になる子の「子」なのであれば、
応援している子、声援を送っている子、なのか?
わざわざ「子」をつける意味あるのか・・・?
なーんて思い違いしていたことは内緒だよ💛{/netabare}
ルビー
{netabare}12歳で死んだ少女の生まれ変わり「さりな」
前世の享年12歳を超えて生きること
ルビーにとってそれは一大事ではないのか?{/netabare}
アイ
{netabare}愛を知らずに育った少女は
愛をふりまく偶像となった{/netabare}