オパマ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
名作の香り。 5話目を観て「とても良い話。だが若干の不満」
現在、視聴中。
妻と2人で毎週欠かさず観ている。
作品の評価は最後まで見ないと解らないが、第一話からハートを鷲掴みにしてくる作品は今のところ今期ではこれのみ。
敢えてレトロな時代設定なところや、時代の雰囲気に見合ったキャラクターのセリフ、演出、そして音楽・・・興味深い要素が満載。
制作のみなさんに「毎週の楽しみを増やしてくれて、ありがとう」と言いたい。
・・・5話目を視聴。・・・{netabare}
●良い点
良い話だった。
第一話のセンセーショナルな良さとはまた違う、じんわりと暖かい話。
今現在では失われつつある「情」人同士の関わりが強く描写されている。
単純な恋愛話よりも深みがある、素敵な話だった。
千太郎は勿論のこと、電車でみかんをくれた婆ちゃん、二人を快く迎え入れた下宿先の大学生(かな?)、一緒に笑った母親。
この時代は携帯もネットも無い代わりに、一度知り合った、関わりを持った人に対しての繋がりが濃かったのではないか。
私が小学生の時、醤油が切れていた時に隣家へ分けてもらいに走ったことをフっと思い出した。
● 不満点
作画レベルが下がってきた。
萌え系やファンタジーを望むファン層を対象にしていないため、それほどクオリティにこだわらないのかも知れない。
だが、願わくば第一話の作画レベルをキープしてもらいたい。
派手さは無い作品でも、作画は大事だと思う。
ひょっとして「クラナド」以上のお気に入り作品になるかもしれないと毎週ワクワクしているのだから。
・・・4話目まで視聴。・・・
全員片思いの連鎖。
恋愛の着地点は今のところ見えない。
ラブコメ要素自体は真新しい展開では無いが、やはり60年代の空気感を感じられる。
言ってみれば、「この時代の迫力」「世界観の迫力」を節々で感じる。
彼らの充実し始めた青春が、この世界観の迫力に押し潰されないように望む。
・・・3話まで視聴。・・・
カオルについて。
おにぎりの大きさで彼女の心情を理解するとは・・・並の高校生ではないな。
告白する時もヘンに勿体ぶらないでストレート勝負したところも、片思いをマイナスに受け止めないところも好感が持てる。
外見の神経質なイメージと違って、内面はナイスガイだ。
益々、続きが楽しみだ。{/netabare}