「Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)」

総合得点
67.8
感想・評価
174
棚に入れた
460
ランキング
2332
★★★★☆ 3.5 (174)
物語
3.3
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.4

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ネタバレ

かんろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

殺し屋パパ2人の育児奮闘記、切ってはいけない隠れた優良作!

{netabare}保護者にあたる一騎パパと零パパは、
裏稼業の殺し屋の暗い部分を見せないで
生活を送っているのだが、
保育園に通うミリちゃんが
素直な楽天的性格なので、
日常はホームコメディと化す。
こういう設定の場合、まず絶対、
裏稼業の悪の手が暖かい日常に忍び寄る。
確かに忍び寄っているのだが、
終盤までは、その緊張感より
2人のパパの育児の奮闘ぶりに
主眼が置かれ、緊張感にかける。
しかし、このホームコメディと
登場人物の成長がとても暖かい。
確かにミリちゃんの度胸は、
現実ではあり得ないし不自然だが、
ミリちゃんの我儘な暴れっぷりの表現は、
リアリティがあり憎らしささえ感じ、
同時期にやっているSPY×FAMILYの
漫画みたいな女の子より育児の大変さが伝わる。
それ故にそこからの成長は、
見る毎に表情や仕草に愛着を覚え、
本当に子育てしてるみたいに可愛く思えてくる。
まさに途中で切ってはいけない、
回を追う毎によくなるパターンです。

監督は、「Charlotte」
「神様になった日」の浅井義之さん。
この2作もP.A.WORKSです。

緊張感のないホームコメディとして
楽しい中盤、徐々に裏稼業の悪の手が
忍び寄る終盤。
実写ドラマや映画ではよくある展開、
演出ですが、
遊園地のシーンなど泣かされました。
そして殺し屋の小木埜のキャラ立ち、
ドンパチのシーンの丁寧な動き。
最終話は急いでまとめていますが、
低評価に収まらない力を感じさせる作品でした。
浅井監督の次回作も楽しみにしています。{/netabare}

投稿 : 2023/12/20
閲覧 : 79
サンキュー:

3

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