Tenjin さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:今観てる
まさか女の子メインでないアニメで癒やされることになろうとは
原作の漫画は全巻持っています。1~3話までの感想。
声はどのキャラもイメージ通りでした。皆、違和感なく聞けます。主役の二人は某ニーアのコンビでもあります。
映像は日常系にはもったいないくらいシャープでよく動く作画です。下からのアングル多めでパースの効いた画面が多いですが、何度か見ていれば慣れますね。
仕事はできるが家事能力が壊滅的なOL幸来と、それを補って余りある万能猫の諭吉はちょうどいい組み合わせ。アニメの動く映像で見ると、幸来のダメ人間っぷりとそれを嘆きながらもきちんと世話する諭吉のマメなキャラがより強調されている気がしました。
普通の猫はもちろんかわいいですが、諭吉のような規格外の巨体なのも独特のかわいさがありますね。母性というか父性というか保護してくれる存在としての魅力があると思います。実際、飼い主の幸来が熱を出したときは、社畜精神で出社しようとする彼女を止めていましたが、その姿はまさに子を心配する親のようでした。
その一方、一種のツンデレでしかも割とチョロいタイプでもあるというのがいい。隠してもにじみ出る愛情が感じられるところです。
(折り畳み傘を持たせてくれたことへのお礼を聞いてさっそく豪華な夕食を作ったり)
そういえば、諭吉は近所のスーパーに慣れた様子で買い物に行っていました。スマホによる動画投稿が気軽にできる現代ならすぐに撮られてネットに拡散されるのが現実なのかもしれませんが、そういうのはない。同じマンションに住むおばあさんのように猫であることを知りながら普通に受け入れているのは、優しくていい世界ですね。