てぶくろ さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
滲み出る小手先感。何をやりたいのかを明確にして、そこまでのプロセスをしっかりと作りましょう。
第1話と第2話視聴しました。
{netabare} pvを見た時に感じた良さは出ていると思います。2足歩行メカはデフォルメされた可愛らしさもありつつ、メカメカしいカッコ良さも持っています。
さらに、メカの挙動のCGは迫力がありながらも滑らかで画面から浮いているなんてことはありません。
これからの展開におおいに期待していきたいところですが、不安な部分も多くあります。
1話2話を見た感じ、キャラ・世界観・ストーリーそれぞれの要素はいいんですが、なんだかガチっと嵌まっておらずフワフワしている印象を受けます。
まぁでもこれは、まだ2話ですし致し方ないと言えばそうです。
世界観の粗さは、このプロジェクトの主軸にゲームがあることが関係していそうですね。粗さが味になればいいんですが…。
それらに加えて視聴していて特に感じたのは、会話にジャブが多いことです。
最序盤ですしSFですし、重くなりすぎないようにポップにしてくれるのは有り難いんですが、ちょっと浅いところでの会話のラリーが多くて気になります。
1話を見た段階では「まぁこんなもんだよね」と思いましたが、2話でもおんなじ感じだったのでちょっと面食らいました。
この作品は1話2話を使って自己紹介をしましたが、正直2話分をかけてやるには緩くて薄い。第一話を2回やりましたって感じ。
ぶっちゃけエリーについての描写はもっと削っていいのでは?と思う。それよりも今はちゃんと主人公であるカナタを描写して欲しい。エリーが好意を寄せていると言われても、カナタのこともよく分かんない状態でやられてもなぁ。なんというか、エリーについてもカナタについてもキャラクター像が深堀りされてなくてもったいない。主人公だからモテてんだなとしかならない。
あとカナタについても不安ですね。
非常に王道な主人公像であることは別にいいんですが、このやってみなくちゃわからないだろ系主人公は、ちゃんとバックボーンがあるか、成長を上手く描けるかしないと後半キツイ奴になってしまいがちですが大丈夫でしょうか。
これはただの直感なんですが、カナタは物語において所謂、"楽をする主人公" になりそうな予感がします。
彼のまわりは、トキオやノワール、エリーなど彼を振り回してくれ話の切っ掛けを作ってくれるキャラで固められているからです。
あらゆる局面でカナタが無茶無謀を やってみなくちゃわからないだろ で通し、美味しいところだけを持っていき、諸々の問題をノワールとの愛で全てを解決してしまいそうです。
これから先、どんな展開になるとしてもカナタが魅力的なキャラになれるかどうかがカギだと思います。{/netabare}
第3話視聴しました。
{netabare} あー…… 1話と2話で分かってましたけど、やっぱこの感じのノリでいくのか。
なんか…DTイジリ多いな。 いや、まぁお色気も猥談もエロティックもスケベも表現方法として全然アリだとは思ってるですけど、この作品で効果的に使われているかは微妙ですね。
なんというか、キャラデザと世界観に合ってないと言いますか…。
メイガスとのコンビが全員男女の組み合わせである、とかならまだこういうノリとか分からんではないですけど。
ウブなんだけど興味はあるっていう等身大の男の子を描くにしても、風俗に行くっていう生々しい感じがあるのもなぁ…。
そこはほら、エロ本を買って見つかる、くらいのまだ可愛げのある感じで良かったんじゃないのかなぁ。
そんでやっぱ心配してた通り、この主人公振り回されてるだけで楽してるんですよね。
トキオに連れ出され、エリーが迎えに来て、敵が来てると知らされちょろっと戦って、新キャラが倒して、僕も強くなりたいで次回へ。
この作品見てると、10週とかで終わる打ち切り漫画を読んでいる気分になります。
次回に期待です。{/netabare}
第5話視聴しました。
{netabare}あー…これはあれだなぁ…。正直ここまで割りと贔屓目に見ていたんですが、底が見えたってヤツだよなぁ…。
SFとしてつまんないのは勿論のこと、ラブコメ的パートもつまんないのが致命的なんだよなぁ。
特にAパート、マジでいつまでDTイジリのノリ続けるんや?
メイガスと一つになる(意味深)→主人公赤面
こういうギャグのノリは作中で使えて、1〜2回やって!
何を気に入ってんのか知らんけど、そんなこすり倒したところでもう味せえへんて!
ラブコメやら猥談の引き出しが少なすぎるんよなぁ…。
展開のワンパターンさはまだこれから先でどうにかなるかもしれませんが、キャラの会話がクソつまんねぇのはもうどうしようもない気がしますね。
今話のAパートはそれが顕著だったように思います。
ノワールの行動を照れながら否定するひたすら 「っぽい」台詞だけのジャブの応酬。 非常に耳から滑り落ちていきます。
やっぱ、カナタ自身がつまんない奴なのが原因な気がしますね。
その後の戦闘シーンも、動きの作画自体は良いにしても台詞回しはイモくさく、操縦描写でペダルをギコギコしていたり、ノワールの狙いの付け方だったりの演出がダサくなってきているのが残念です。
アニメをこういう方向性で行くと決めたなら、それ相応の最適化がなされるべきだと私は思います。
ラブコメに比重を置くなら、キャラの表情を豊かにしたりデフォルメされたカットを増やしたりなどです。
現状はなんだか無理やりそういう要素をねじ込んでいるだけで、SFの世界観ごと壊している印象です。
期待薄ですが、次回に期待です。{/netabare}
第6話視聴しました。
{netabare} うわぁ…なんだかなぁ…。何かこう下がってきていた期待度にトドメ刺された感じしますね。
SFロボットアクションもの の皮を被ったラブコメもの かと思っていましたがそれですらなく、ニチアサでしたか。
ニチアサ枠で1年やります!とかなら今話のようなノリもいいんでしょうけどね。
恐らく1クールのオリジナル作品で6話にしてこの感じは、視聴を断念したくなる気持ちを禁じ得ません。
今話もトキオに連れ出してもらう という第3話とほぼ同じな楽チン導入でカジノへ連れて行ってもらいます。
ここでのカナタの動きはカジノを歩き回って、今回必要なキャラに偶然出会うというほぼスタンプラリーみたいなことになっています。
悪役の登場も今話のオチのつけ方もこれからの展開の布石のうち方も、全て短絡的としか言いようがないです。
せめて、ここのカジノを仕切ってるというランゲのボスを出すくらいのことはしようよ。 後々に取っておきたいなら幹部の中ボスでもいいからさ…。
というか、ランゲは自分が所属してる組織が運営してるカジノで客を集めている歌い手を賭けに出すってそれこそ怒られそうな気がしますけどね。
だからこそ、所有権はランゲにある というのを上手く利用してくれる中ボスの存在が必要だったと思います。
そして、そもそもこのカジノという舞台設定の表現力が乏しい。
一度文化が死んだため、カジノでのゲームがちょっと捻れて復活している。みたいな設定は好きなんですが、数字しか無いスロットはどうかと思いますし、トランプもゲームの呼び方が変わっているならカードの絵柄も変わったものになっている、くらいのことはしたらいいのにと思いました。 中途半端なんですよね。
正直、このカジノはコフィンでのレース場に絞った方が良かったんじゃないかと思います。 独自の設定の出しどころでしょうに…。
周りはみんなスピードに特化したコフィンで、負けそうなところをノワールが常識破りなショートカットルートを提示して、それにカナタが応えるとかでも良かったやん。
バトルするにしても、銃火器なしのコフィン同士の殴り合いにするとかさ。
じゃないと、なんでわざわざ舞台を変えたのにこれまでやっていた戦闘と同じことやんなくちゃいけないんだって話なんですよ。
絶対面倒くさいからバトルロイヤルにしたやん。
そんで、最後もノワールがなんか知らんが覚醒して敵もギャグっぽくやられてチャンチャン。 なんじゃそら。
今後、覚醒したメイガススキルを使いこなしていくんでしょうけど、現状 カナタの戦闘力が上がったからなんなんだ?となっているのが問題だと思います。
カナタの夢は一人前のドリフターになってイストワールという幻の都市に行くことらしいのですが、これまでカナタの台詞でしか語られず、何があるのか 何故行きたいのかは結局わからないので、そんな設定ほとんど空気ですよね。
カナタ自身もそんな未知の世界に憧れているようなキャラに見えませんし、どちらかと言うとコフィンを上手く操縦してエンダーズを倒したいってキャラに見えます。
トキオもイストワールを目指してる、とかならまだいいんですけど……。
物語の流れにしても、黒仮面さんよって楽園についてほのめかしていますが、本当にほのめかしているだけで、それよりもメイガススキルなどの方がインパクトがあって記憶に残ってしまっています。
イストワールに行く、そのために強くなる。って図式が上手く描けていないように思います。
これから先、このイストワールの話になっていくんでしょうけど、ワクワク感を煽られないこれまで空気だった設定を持ち出されても、えっ急に!?って気持ちになりそうです。{/netabare}
第7話視聴しました。
{netabare} 前回のニチアサ的展開から、今回はまた大きくラブコメ展開に戻してきました。
何でしょう、15年前のラブコメを見ているようでしたね。
夜の㊙テクニックとか、怪我した指をハムっとか、いちいち古臭いなぁ…。
シエルが料理を作ってくれましたが、貴重な生野菜 ポトフにしちゃうのか。 いや、大変美味しそうでしたけどね。
合成食材が主流のこの世界で、さらにカナタは自炊なんかしなさそうですが、鍋があったりキチンとした食器があったりするんですね。
その後、カナタのバックボーンについて語られます。
イストワールを目指すというのは父親の夢であること、メイガスが母親代わりであったことが明かされます。
あぁこれ…分かりやすいけど、分かりやすいだけだなぁ…。
イストワールについては依然としてフワっとしたものでしかありません。
謎に包まれていて多くを語れない、ならまだいいんです。 父親が残した手がかりを自分は信じてる、とかできますから。
今回にて父親が目指していたという情報が付け加えられただけで、現在のイストワールの説明は、幻、伝説、それのみです。あまりに茫洋すぎて、ほぼ何も言ってないのと同じです。
なにが幻でどう伝説なのか教えてくれ。
後になってその実態は違うかった、でも良いじゃないですか。
こんな物語の前提条件みたいな設定、7話に来てまで引っ張らないで下さい。
カナタは夢だと語っていますが、なにか具体的な行動を起こしているわけでもありません。
風俗行ったり夫婦ごっこしたりカジノ行ったりしている暇があるなら、遺跡の調査に繰り出しているシーンでも入れて下さい。
母親がメイガスだった、だからメイガスを人間扱いしてしまう。とのことでしたが、正直 カナタの特別感を出すにはこれでは弱いです。
両親と別れたのが正確に何歳なのかわかりませんが、推定5〜6歳のように見えます、そんな年端も行かない子が元より人間とメイガスを見分けられているはずがありません。
子供の時分で人間とメイガスをキッチリ分けて考えている方が異質でしょう。
正直なところ、幼少期にメイガスと家族のように暮らしていた、という経験はドリフターの子供であればそう珍しいものではないように思います。
青年になった今も世間一般とはズレた考え方をしているのだと言うなら、もう一段階カナタの人格形成に影響したエピソードが必要な気がします。
本編では両親がエンダーズに特攻しに行きましたが、例えばこれが 父はメイガスを乗せず1人で特攻し、母と自分を逃がしてくれ、母はマスターを亡くしたメイガスとなったがその後も自分を育ててくれた。 とかまでやるならいいんですけどね。
その他で言うなら、そもそも人間とメイガスの違いについての描写が少ない。
そりゃ人間扱いすんだろとしか思わないし、逆に今のところなにか違いあります?と聞きたいレベル。
せっかくメンテナンスに出しているんだから、ムートンとノワールの2人がしっかり機械なんだって描写を入れたらいいのに。
さらにそもそもを重ねると、そもそも主要登場人物みんなメイガスを人として接してないか?
トキオとマイケルはメイガスが保護者のようだし、エリーとクラウディアはメイガスと姉妹のようです。
言う程、カナタは特別か?
その後、シエルがなにやらスパイのような不穏な動きを見せます。
あぁ…よかった…。あの前半のコテコテなラブコメは一応フリだったんですね。
Bパートはシエルがヒロイン力を爆発させながら、歌とバトルで締めました。
見ていた多くの方が感じた事でしょうが、 、 、マクロスかな?
ロボットと歌の親和性の高さは証明されているので、良いシーンでしたね。
これはノワールにも歌ってもらわなくてはいけませんね。
ですが、なんでしょう…カナタの浮気野郎感が否めませんね笑
シエルの好待遇は死亡フラグが故の救済かもしれないのであまり言えませんが、でもこれだけ見せ場があるならこの7話までにノワールの見せ場も欲しかったですね。
Wヒロインになることは作品のキービジュアルを見たら納得できるのですが、今のところどうしてもテコ入れ感が出てしまっていますね。
さらに、この作品のこれまでを見ていると、この作品にWヒロインを捌けるとは思えないんですよねぇ。
現状、ラブコメの要素を作品に乗っけているのではなく、ラブコメ展開におんぶに抱っこな印象です。
さて、次回はどうなるかなと予告を視聴しましたが、今度はプールに行って束の間の休息をとるようです。
遊んでばっかりですね笑
束の間の休息という程、これまで働いていましたっけ?
むしろ束の間の労働と言って差し支えないような…。
それにしても、ヒロインの出揃った8話くらいでプールに行くってラブコメとしてめちゃくちゃあるあるですね。
それか設定にある、メイガスは平均120kgあり水に沈むってやつをどうしてもやりたいんでしょうか。
次回に期待です。
{/netabare}
第8話視聴しました。
{netabare} 予告通り、プールに行くことになりみんなで楽しく遊びました。というド直球な水着回となりました。
うーん、DVDに収録されてる番外編かな?
これが本当に番外編なら、水着回ということなので楽しげな雰囲気重視で情報量がゼロな事は別に構わないんですが、この作品こんな事してる余裕あります?
キャラが楽しげなのはそりゃ結構ですが、8話にしてこういう話作りをしているということは もちろんちゃんと話を畳める算段ができているんですよね?
今話で気になったところは、エリーを助けてからの一連の流れです。
プール深すぎんだろ…という問題は一先ず置いておくとして。
意識を失っていたエリーはカナタと人工呼吸という名のキスをしてまったのだと勘違いし、帰ってからそれが誤解だったと分かるんですが、 、 、 何故、コイツはその場で否定しなかったのか?
その場面をもう一度確認してみると、エリーが目を覚ましてから、コイツは何故かモジモジしながら照れています。 いや、ほんとに何で?
勢いよく助けに行ったけど自分も溺れて助けてもらうはめになって気恥ずかしい、とか 人工呼吸をしようとしたこと自体をからかわれている、とかなら分かるんですけどね。 ちゃんと助けることには成功してんのに。
その謎の照れを引きずりながら、カナタはエリーの「マウストゥマウスって、それってカナタと!?」という問いに頬を赤らめながらそっぽを向きます。
私は先程、エリーが勘違いし と書きましたが、こんなもん勘違いするに決まっています。
何故、ここで否定しないのかが理解できません。
彼の行なった行為は、エリーに意図的に誤った認識を植え付ける、いわゆる欺瞞です。
それを指摘しなかった周りも周りですね。 なんですか?負けヒロインには何してもいいんですか?
気になったシーンについては以上なんですが、ここからは作品全体として今までやってきたことを踏まえながら、この第8話を考えたいと思います。
まず1つ感じたことは 何でここに来てまだ、深堀りをしない!? です。
カナタの子供の頃を語るなら、エリーにスポットがあたる今回でしょうよ! 正直、水着とかライブとかやってる場合じゃないんですよ!
前回、どうせ後々語られるだろうからと言及しませんでしたが、カナタの両親が特攻した後、カナタはどうやってネストまで帰りその後生計を立てていたのでしょうか。
冒頭、子供の頃の回想から入ったので、おっ!と思いましたが特に何も語られることはありませんでした。
代わりに語られた事はというと、イストワールに行く行けない のあのやり取りです。
もう本当にいい加減にしてくれ。冒頭と途中でチラ見せしといて結局コレかい!
2人でイストワールについての本かなにかを広げながら話し、目指すべき場所の設定を小出しにしてくれる、過去回想あるあるの1つくらいやってくれよ!
コレだけ諸々の設定を出し渋られるとある疑念が生じます。それは出さないんじゃなくて、まだ煮詰まっていないから出せないのではないか、です。
監督、ストーリー原案、各話脚本担当などの制作陣はちゃんと作品の全体像のイメージを共有できていますか?
なんだかこう毎話毎話、設定が色々詰めきれておらずヘタに言及できないので、限られた手札で無理しながらやりくりをしている印象です。
だから、カジノ行ったりプール行ったりしているんでしょうか。
分からないことが多いのは制作側も分かっていないから、と言われると納得してしまいそうです。
この展開の牛歩っぷりを見ているともしかして2クールなのかなと思ったりしますが、情報を出せるタイミングをみすみす逃し、薄い話を引き伸ばしているだけの2クールに意味はありません。
さて、次回の予告を見るとどうやらゲームの方の主人公が出るようです。
水着回の後に今度はゲスト回か…。大丈夫かな…。
次回に期待です。
{/netabare}
第9話視聴しました。
{netabare}今回の話、単体として見るなら ゲーム版主人公が大活躍で別に悪かないんですけど、なんかほんとずっと話進まないですね。
ゲームとリンクするキャラが出てきて嬉しい!以外の要素がないんですよねぇ。
今話で起きた事って、メイガスの記憶について詳しい人に診てもらったけど、結局よくわかりませんでしたってだけだもんなぁ…。
ノワールがポンコツである理由は分かりましたけど、これ別にマリアさんがアルバさんの役割しても良かったんじゃない?
それこそ、最初にノワールを診てもらった時でも、メンテナンスに出した時にでも出来た話なんじゃないの?
アルバさんも「ただ、記憶とは無関係だが〜」って言っちゃってますし。
どうしてもアルバさんを出したかったんでしょうね。
なんかこの作品ちょっとあまりにも商業的すぎるきらいがありますね笑。
ディズニー+独占配信はまぁいいにしても、今回のゲームの販促兼ねた話とか、シエルの歌の要素とかですね。
歌に関しては、そのシーンだけ切り抜いてyoutubeに上げたり、実写MVとか作ってますしね。
そういう契約でレコード会社から出資してもらったりしたんでしょうね。
私はアニメでの販促は大いに結構だと思ってます。オモチャを売るため、楽曲を売るため、ゲームを売るため、本を売るため、大いに結構です。
ですが、やはり中身が伴っていないとなぁ…。商売っ気が見え見えなのは冷めますよねぇ…。
今回はこのような話となりましたが、ほんとどうやって着地をする気なんでしょうか。
グーグル先生は全12話だ、とおっしゃるんですがどうやっても終われなさそうですよね。
終われないというか、話を進める気がないようですからね。
分割2クールだとしても、どうやって区切りをつけるのでしょうか、次回に期待です。
{/netabare}
第10話視聴しました。
{netabare} 災害級のエンダーズの登場で大変だぁ!となり、いつまでも半人前扱いしてくるトキオさんとのすれ違いもありつつ…となった今話、なんだか恐ろしく素直な脚本ですね笑
ですがまぁ、一応区切りはつけられそうなので良かったです。
大枠の流れはいいとして、もう一つの柱であるトキオさんとカナタのやり取りについて。
正直、トキオとカナタの関係性にどれくらい興味があるかと言うと、ちょっと微妙ですね。
というのも、トキオってそんな活躍もしていないし、さらには4話以降に至ってはほぼ空気ですよね。
なんか思い出しかのようにキャラしての役割を果たそうとしている感じが否めません。
トキオがムートンと話している時、過去回想に飛びカナタとの特別なエピソードでも語ってくれていたら心象はだいぶ変わったんでしょうけどね。
トキオの過去の意味深なカットに期待しましょう。
トキオはこれまで散々、死亡フラグが立っていると言われてきて、今回ついにか!?と思いましたがなんだか助かるっぽいですね笑
今話の締めは壮大な音楽と共に、トキオさんに追いつく!キリッ!! で締めましたが、いまいち腑に落ちないよく分からんセリフだなと思いました。
別にトキオさんに追いついたところで、現状がどうなるわけでも、これからくるエンダーズがどうなるわけでも、自分の夢であるイストワールがどうなるわけでもありませんよね?
なんだかここまで来てまだ、カナタの目的意識がブレているように感じます。
次回に期待です。
{/netabare}
第11話視聴しました。
{netabare} 周辺のネストからもドリフターが応援に駆け付け、シルヴァーストームを迎え撃つこととなりました。
マイケルの指揮はは思いのほか様になっていましたね。
ただ、作戦会議の様子を前回から入れたり、作戦を発表する というような演出を入れている割に、作らしい作はないんですね。
作戦っぽく言っていましたが、要はただの正面衝突ですよね笑
カナタとシエルのテントでの会話なんですが、なんでこうも見ていて感情が乗ってこないんでしょうか。
私見ですが シエルってキャラとして、ヒロインとしても 揺れ動く敵側のスパイとしても中途半端なんですよねぇ…。
殺せって命令を遂行しようとして、やっぱ殺したくないって気づいて、でもやっぱり殺そうってなって、そしたら命令が変更して…って…
なんというか…こう…唐突に参戦してきて勝手にジタバタしてるだけ のように映るんですよね。
戦う気なの!? とシエルは驚いていましたが、視聴者的にはカナタが戦わないなんて選択肢はないので、この場面で何言ってんだコイツ? となっているのも要因かもしれません。
カナタはカナタで何やらふっ切れた様子ですが、もとを正せばそもそもこんな状況になったのはコイツの単独行動が原因なので、足止めをくっている事や遅れてやってくる事をカッコイイ感じで演出されてもなぁという気もします。
シエルは自分の逃げようという提案が却下されたことで、やはり人とメイガスはすれ違う…って言っていましたが、ここでの話はそういうのとは違くありませんか?
カナタには戦う理由も責任もあるのに、そんなことを今 言われてもそりゃ断りますよ。
これは"すれ違い"ではなく、ただ単にシエルがカナタの置かれている状況を理解してなさ過ぎなだけ のように感じます。
メイガスだから断られたんじゃありません。
ゲームも含めたSYNDUALITYのプロジェクトが、人とAIの"すれ違い"をテーマにしていることは承知していましたが、こういうことなんですか?
ホームページに書いてあった、「交わることのできない、ヒトと人工知能の想い――お互いがお互いを想い合いながら、どうしても絡みあうことのできない歯がゆさ、切なさ、やるせなさ。その悲哀を"ヒトと人工知能"の関わりを通して切り取り、描き出す。」とは今回のような事を指しているんですか?
私には、状況と相手の立場を理解せず タイミングを間違えた発言によって起きた認識の齟齬 を強引にテーマと結びつけたように感じます。
黒仮面さんは未知の可能性とか言ってカナタを生かしてくれるそうですが、カナタに特別感ってなくないですか?
カナタってこれまでになんかしましたっけ? 特別感の片鱗すら見せてなくないですか?
物語も終盤になってきて、盛り上げてテンションで乗り切ろうとしているのはロボットアニメっぽくて良いんですが、でもそれが上手く作用するだけの積み重ねをこれまでやってきていないことが次の話でどう影響するのか期待です。
{/netabare}
最終話視聴しました。
{netabare}2つあるコアを破壊したら、もう一つコアが出てくるという、いかにもゲームらしい展開で前回は終わりましたが、どう決着をつけるのか、また 話としてどう区切りをつけるのか、早速見ていきたいと思います。
ラストコアが出現したあたりの演出なんですが、これ一応クールのラスボスなんですからもうちょっと緊迫感を煽るようにしましょうよ。
爺さんに話を聞いても、おそらく最後の心臓!とか必死に防御に集中しているに違いない!とかあやふやな事しか言いやがりません。
なんというかこう…ニチアサの怪獣が最後にとりあえず巨大化してみる というのと同じニオイがします。
ラストコアというものを出すなら、もっと明確にさっきまでとは違うフェーズに入ったんだということを表して欲しいものです。
確かに攻撃手段は変わりましたが、敵を捌きながら近づくというのは変わりありません。
ラスボスのくせにただただ面倒くさい敵 になってしまっています。
街に近づいて自爆しようとしている、くらい局面が変わってもいいように思います。
先陣を切ったトキオとマイケルがやられてしまいます。
コレは先程の 緊迫感を出す って話と繋がるんですが、このシルヴァーストームと対峙するって局面でマイケルを使ってちょける必要ってありますか?
メリハリって大事だと思うんですけど…。
それと細かいところではあるんですが、その後のカナタの「一方的じゃないか! トキオさんは傷が完治してなくて、アヴァンチュールは戦い続きでもう限界なんだ!」という台詞。
状況説明アザース!! と言いたいところなんですが、普通こんな局面で自分は分かりきっていること、わざわざ口にしませんよね笑
その後カナタは窮地に陥りますが、ノワールがミステルと名乗る別人格に変貌し、これを脱します。
そしてついでにラストコアも破壊してくれて、なんだかヌルっと決着がついて終了となりました。
ノワールが覚醒して倒すんだろうな というのは概ね予想通りではあったんですが、このような形になるのは少し意外でした。
ポンコツな自分の代わりに戦闘に特化した方と交代しカナタの事を思って自分は引っ込む、と、なんとも健気な様を見せるノワール。
なるほど……これこそがまさに人とAIのすれ違い………
っと…ちょっと待ってください、雰囲気に騙されそうになりますが、なんだかすごい違和感を覚えます。
自分は他のメイガスが出来ていることが出来ないポンコツだからカナタのメイガスでいいんだろうか、というノワールの胸中は理解できるんですが、だったら尚更期待されている戦闘面で奮闘しなくちゃいけないんじゃないの?
これまで、カナタの方がノワールの性能を活かしきれてないっていうのを散々やってきて、今回の改修でそれらが飛躍的に改善され、さぁ暴れるぜ!となっていた筈です。
それなのにこんな窮地の場面にあたって、「私、他のみんなみたいに掃除したり料理したりできないから下がりますね。」は意味分かんないと思うんですけど。
戦闘しか役に立てていないノワールがそれすら放棄しようとするのは筋が通っていないと思います。
前話でデイジーオーガがノワールに合わせてチューンアップされたことはカナタ本人から聞いていますよね?
今話のようにミステルと交代しようとするなら、ノワールの心情的には「このままではカナタが死んでしまう…私には戦闘しかないのに…他には何もできないポンコツなのに…私にもっと力があればカナタを守って上げられるのに…!」となるのが正道のような気がします。
それか、そもそもノワールが今の逆、炊事洗濯掃除はできるけど戦闘面が苦手なメイガスで、今回戦闘に特化したミステルと交代する、となるかだと思います。
正直こっちの方がセーフモードという言葉には合っている気がしますね。
そしてこのメイガススキルについてうすうす感じていたことではあったんですが、アニメの作風と相性悪くありませんか?
ゲームシステムとしてならそこまで違和感もなく、全然有りだと思うんですが、コフィンの挙動のCGがとても良い本作品にとって、あの半透明のメイガスが飛び出てくるところ、個人的に非常に冷めるんですよね。
Bパートに入り、怒涛のコメディラッシュが繰り広げられます。ランゲは愛されていますね。
この作品はコメディ感を出そうとすればする程なんだかスベっている印象です。
もっとナチュラルに彼ら彼女らの様子を見せてくれたらいいのに、笑わしてやろう感が強すぎると言いますか…。
ミステルとカナタの会話シーン。
不必要な過去回想シーンを挟み、イストワールについてまた少しだけ突いてみたりしていましたが、あの青空にデカデカと振り返るノワールのカットでついに吹きました 。
今どきなかなか見られない古代の演出ですね笑。
シエルと黒仮面さんが話していましたが、黒仮面さん側にしてもミステルの存在は予期せぬ出来事だったんですね。
そして、黒仮面さんをトキオが見かけ困惑しているところで1クールは幕を閉じました。
思っていた5倍くらい、中途半端な区切り方となりました。
正直、区切りと呼んでいいのかも微妙です。 全てを2クール目にぶん投げた という印象です。
1クール目は自己紹介に終始した、と好意的に解釈することもできますが、前にも書きましたが、薄い話を長くやられたところで何の意味もありません。
ましてや、それがオリジナルアニメであるなら尚更です。
これは断言できますが、この作品は2クールやったところで大したオチなんかつきません。
作品として何を大事にしたいのか、SFなのか、バトルアクションなのか、コメディなのか、ラブコメなのか、キャラなのか、これらが定まっていないからです。
それでもこの作品がどういう結末を迎えるのか見届けたいと思います。
{/netabare}
1クールを通して
{netabare} 何もかもを中途半端に全てを後半へぶん投げた本作品なんですが、それでも1クール全12話で感じたことをまとめてみようと思います。
まず、カナタについて
第1話、第2話を視聴した時に感じた、カナタは "楽をする主人公" になりそうだ、という予感は覆ることがありませんでした。
話を動かすのはいつも他のキャラがやってくれて、自分は決められたセリフを決められた通りにやるだけのお飾りです。
カナタ自身が何か変わったわけでもないのに、話の都合上 話数が重なるにつれて勝手に成長しているていになっているのも問題です。
最後にしたって、"おっちゃん達が"作ってくれたパーツをつけてノワールが動きやすいようにしただけですもんね。
そんなキャラが作中でモテてんだからそりゃ印象よくないですよね笑
というかこの作品はラブコメ的演出が本当に古臭い。ちゃんとおじさんが作ってるなぁと感じます。
2クール目で挽回があると信じたいです。
続いて、ストーリーについて
全12話ありましたが、これが柔道の試合であれば 消極的!! と判断されて指導という名のイエローカードをもらうことでしょう。
尺の無駄遣いが多すぎです、どんだけ情報 出し渋んねん!と言いたくなります。
前にも書きましたが、まだ決まってないとかじゃないですよね?
大枠のストーリーラインの情報は出し渋り、寄り道のエピソードにも中身がない、それでいて2クール目まで興味を引こうとしているのは、視聴者を甘く見過ぎなような気がします。
特に顕著だったのが3話5話6話8話9話11話です。
最後に、メイガスについて
これはメイガスについて というより、ヒロインであるノワールとシエルについて、是非とも制作陣に聞いてみたいんですが、
あなた達は、本当にアンドロイド娘のこと好きですか?
好きとまでは明言できなくても、キャラの魅力的な部分であると本当に感じていますか?
この作品を視聴していると、ノワールとシエルに限った話ではありませんが、メイガスというアンドロイドのアンドロイド"じゃない"部分にばかり焦点があたっているように思います。
ヒロインとしての魅力を出す際に、アンドロイドな部分は邪魔だと感じているんではないでしょうか。
詰まる所、この作品のヒロインにはそういう属性だけが付与されて、肝心の作り手のフェチズムがないんですよね。
どうしてウチのヒロインは人間じゃない部分もこんなに魅力的なんだぞって示さないんですか。
ロボットSFモノ という類似作品や名作が多いこのジャンルで、個性を出すならこういうところでしょうよ!
魅力的な好かれるキャラを作るよりも、とりあえず嫌われないキャラであることに終始していた印象です。
{/netabare}