てとてと さんの感想・評価

3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

可愛くて楽しい沖縄コメディー

沖縄の風情溢れる可愛らしいドタバタコメディー。3分程度で全26話。
なお「はいたい」とは「おはよう」「こんにちは」「こんばんわ」の時に使う女言葉である。(wikiより)
※作品データベー様より転載、2期まで纏めての感想

【良い点】
女の子たちが可愛らしくて和む。毎話冒頭の「はいたーい♪」もあざとい萌え。
キャラデザも「もえたん」の人らしくロリ可愛い萌え絵。
中学生の七葉(ななふぁ)たち三姉妹や、キジムナー(沖縄の木の精霊)の幼女ニーナちゃんたちが元気いっぱいで可愛い。
毒舌だったり悪戯っ子トラブルメーカー多いが、七葉たち人間の大らかでふんわりした気風もあり、温かく優しい世界。

かなりカオスなドタバタコメディー。3分弱(ED除けば実質2分程度)でテンポ良く、意外性のある展開も多い。
七葉やニーナたちの可愛さや、ドタバタ騒ぎの日々の楽しさを出しつつ、さりげなく沖縄ローカルネタ入れてくる。
沖縄方言の掛け合いが楽しく、温かみがある。沖縄の良さをアピール出来ている。
キジムナーなどの沖縄の伝承や風俗を生かした世界観も魅力。

連続したストーリーの質も良い。1話辺り短い割にキャラクターアニメとして良く出来ている。
12話13話、終盤と、ニーナとお別れする切なさからの、王道な大団円でハートフル。
1話1話はドタバタしているが、通してみると各キャラの魅力や一緒に過ごした日々の尊さをちゃんと出せていた。
最後まで視聴すれば、彼女たちに愛着が沸く。

特に後半に捻ったネタに走る回が多い。
19話ファミコンのキャプテン翼とか、20話ウルトラQなど、元ネタ知っているとクスリとする。

ED「ゆいまーる☆わーるど」も楽しい。沖縄音楽の楽曲も良い。
ED後のイラストも萌えるなど、アニメとして楽しませる工夫が随所にある。
声優陣は七葉役の方は素人ぽいが七葉ちゃんのふんわりしたキャラに合っていた。(好意的)

【悪い点】
カオス過ぎて訳分からんうちに、投げっぱなしで終わる謎回も多い。
ノリと勢いが楽しいのでさほど気にはならないが、各話の面白さにムラがある。

方言の意味が分かりづらい。本土住人向けに何らかの配慮あれば尚よかった。

尺の割にキャラは良いが、やはり交流掘り下げは浅い。
「かめーそば」の主要キャラは良いが、サブキャラは見せ場少な目。個性的キャラ多いだけにやや勿体無い。
ややキャラを増やし過ぎたきらいはある。

【総合評価】7～6点
沖縄紹介としてもキャラ萌え日常コメディーとしても良質なショートアニメ。
御当地ショートアニメとしては名古屋の「八十亀ちゃんかんさつにっき」よりも好み。
評価はとても良いか迷うくらい好きだけど、雑な回も多いと見て厳しめに「良い」