螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
アニメ作品としてはそこそこ。ゲーム原作作品としては視聴者のことが考えられている作りだと感じました
コンシューマーゲーム、ライザのアトリエのアニメ化作品。
閉鎖的な村で育った主人公のライザは行動力の化身で幼馴染のレント、タオを巻き込む問題児。彼女の夢は村を出て冒険をすること。
彼女は外から来たクラウディア、アンペルやリラと出会い、成り行きながらクラウディアを巻き込んだ島の外での探索で、魔物に襲われた際に助けに入ったアンペルの錬金術を見て錬金術師に憧れを抱く。
ライザはアンペルに弟子入りを志願し、彼の手解きを受けながら錬金術師としての才能を開花させ、成長していく。
ジャンルはファンタジー、作画は東京リベンジャーズやよふかしのうたなどを手掛けたライデンフィルムです。
作画はあまり良くないです。日常シーンはそこまで問題無いですが、戦闘シーンの迫力は皆無と言っていいです。
他には映す必要性も無いライザのでかい太ももをねっとりと見つめるようなカメラアングルが特徴的です。これはOP、ED映像でも徹底しています。これは太もも好きには刺さると思いますね。わたしも好きです。
シナリオは3話時点で平凡。展開自体は丁寧で地に足は着いているものの、お使いクエストみたいな話が多くて地味なのは否めません。その割に目玉であろうライザの錬金術の描写はソシャゲのガチャ演出と呼ばれるくらいに大味で、彼女が成長していく過程は結構とんとん拍子です。
ライザ、レント、タオを始めとしたキャラクターの掘り下げは展開が丁寧な分しっかりしている部類。舞台設定なども良いと思います。
現状盛り上がるところまで話が進んでいないと思うので、中盤くらいまで見る気概が無いとまともに評価できるタイプのアニメではない気がします。
6話まで
5話はアニオリの水着回。一番動いてて草。6話の隠れ家建築の回から本筋が展開していきます。とりあえずここから盛り上がりそうではありますね。
11話まで
番組表を見る限り1クールで終わりっぽい。ドラゴンとの戦い以外はそこまで盛り上がる要素は無い感じです。あと良かったのはライザたちが認められていく過程くらいかな。
前半の盛り上がりの乏しさが災いし、地味な印象は拭えないと思います。
最後まで見ました。
ストーリーは微妙です。特別酷くはないですが、謎が広がるだけ広がっているだけで肝心の話があまり進まないのでパンチが足りていないです。それなりに面白かったのはドラゴン戦くらいですかね。
一応、取っ付きにくいものが多いゲーム原作アニメ作品の中では構成がしっかりしているので、新規の人にも分かりやすい部類の作品だとは思います。