ねるる さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
生きることへの強烈なメッセージ。壮絶な時代を生きた少年の物語
原作未読。2012年放映。フルCGアニメ映画。75分。
平安時代末期、飢餓により数え切れない人々が死ぬ時代に産み落とされた子ども"アシュラ"の物語。
強烈なインパクトのある幕開け、全編通して生きる事、生き抜く事、人の本質とは、を強烈に問いかけてくる作品。
全てに意味がある濃密な75分でした。
アシュラが心から吐き出す、嘆き、哀しみ、苦しみ、そして唯一自分が愛した人、大切にしたかった人への願いの言葉。
多くないセリフの中で真っ直ぐに伝わってくる重みのある一つ一つの言葉がグサリとささった。
ラストの法師のセリフも響く。
この作品見て、現代はそこまで生に執着がなく、人生の選択肢の中に死がある事がわりと受け入れられてる世の中だと思うけど、そんなんが狂ってるんだよなーと考えされられました。
メッセージ性が強い作品だったので一度は見てみるのもいいかもしれません。いつだって生きづらいけど、楽しくいきたいもんですね。これからもたくさんアニメみよ~