nflEF86214 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
大人が大人しい作品
百合作品として楽しみましょう。
チートや現代知識の無双を期待してる人には向いてなさそう。
{netabare}
自分が作品を楽しむ基準の一つに「大人が大人らしい」という点があると思っている。
例えば、未成年がロボットに乗って戦う作品だとして、以下のような基準になる。
・それは搭乗者が未成年である必要があるのか?
・それが未成年である必要がある場合、その理由は明確か?
・その未成年が戦っている間、大人は相当にサポートしているか?
もし、これらが曖昧で「大人が大人しい」作品だと、その点が気になってしまい、没入感が削がれてしまう。
そして今回の「転生王女と天才令嬢の魔法革命」の場合だと、特に
・アルガルドが反政府活動相当の行動するまで、周囲は何も気付かなかったか?
・アニスフィアとユフィリアが戦い、どちらかの選択で決着する以外に、各々の親は他に方法を検討しなかったのか?
祖父の影響とアニスの転生前の知識があれば、選挙制度への移行など思い付きそうな気もするけど。
の2点が気になった。
他にも、レイニがヴァンパイア設定なら、一応は心臓を貫かれたのに復活したので「設定よりご都合主義だなぁ」とか、レイニが血を求めた時に「イリアの腕の大量出血を飲ませりゃいいじゃん」のような細かい点も気になり、後半に進むにつれて、面白さが薄れていった。
多少の省略はあれど、おそらくは原作踏襲で、アニメの脚本関係の人たちは悪くないんだろうけど。
{/netabare}