タック二階堂 さんの感想・評価
3.3
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
サイケでパンクなゾンビアニメ オブ ザ デッド。
詳細は公式サイトでも。
小学館『月刊サンデーDX』で連載中の麻生羽呂さん(原作)、高田康太郎さん(作画)によるコミックのアニメ化作品です。制作はOLM TEAM KOJIMAの児島宏明氏が立ち上げたBUG FILMSです。
OLM TEAM KOJIMAとしての最後の作品が「サマータイムレンダ」だそうで、なるほどなるほど。作画も、なんとなく頷ける仕上がり。ゾンビたちの動きも素晴らしく、逃げる主人公の躍動感もハンパないです。
そして何より、その演出。
ソンビが「スプラトゥーン」のように血の表現がカラフルで、非常にサイケな印象。こういった映像表現だからこそのカラッとした作風につながっていて、パンクな印象です。
内容はまあ、ブラック企業勤めの主人公がある日、目を覚ますと外はゾンビにあふれて阿鼻叫喚の光景に。でも、主人公は思うのです。「やったぁ! これで会社に行かなくていいんだ!」と。そして、モノクロだった世界が色づき始めるのです。ゾンビのおかげで。
非常に出オチ感がハンパない作品ではありますが、初回の出来は素晴らしかったです。まーったくジャンルは異なりますが、「映像研には手を出すな!」の初回を観たときの衝撃と同じくらいの波動を感じました。
これは、相当なダークホースになる可能性が大きいですね。もちろん、継続視聴です。
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
正直、もう今さら万策尽きのアニメなんて腐るほどあり、1クールで収まらずに最終話が3か月後なんてケースも散見されるので、これに関しては諦めの境地ではあるのですが…
1週、総集編を挟んで再開した第8話ですが…
ぶっちゃけ激怒しました。
全体的な作品の雰囲気が、ガラッと変わっていたからです。
コメディタッチときどきシリアスというベースは、確かにそうなんですが、たとえばシズカ(閑)のキャラ。えっと、そんなデフォルメ顔を今まで使っていましたか? そんなワチャワチャしたキャラだった?
テーストというか、テンションが7話までとまるで変わっていて、正直つながらないという印象。30分観て「こんな作品だったっけか?」という印象を受けました。
何が原因でこうなったのか、ちょっと分からないんですが、スタッフが変わった? と思うほど作品の顔が変わってしまった。
なんだろうなぁ。こうじゃないだろって腹が立ってしまいましたとさ。
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}
もうダメかもわからんね、この作品は。
作画もキレイだし、先が気になる展開で、ゾンビに襲われるかもしれないという緊張感もある序盤から大きく変わってしまった。
もう、ゾンビなんて単なる障害物でしかないんだもん。
で、グンマーで出てきた若者たち?
やってることが「ゾンビになるまでにやりたい100のこと」ノート。
いやもうさぁ…
で、このあとの話がいつ放送されるかわかんねえってんでしょ?
ダメだこれ。今期の期待外れ作品に、またひとつタイトルが加わりましたとさ。
{/netabare}