タック二階堂 さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
いつものなろう異世界転生モノ。
詳細は略。
いつもの、よくある「なろう異世界転生モノ」です。制作は横浜アニメーションラボ、クラウドハーツの共同です。
あー…
うん。ホント、特筆すべきことは何もない、テンプレの異世界転生です。
治癒士としての身の振り方を3択から決めさせられるわけですが、主人公が選んだのは「スパルタ」。
いや、スパルタは実在する「地球の」地名だから。ハードな教育のことを「スパルタ」ってのは、地球だから成立する言葉であって、異世界で出るわけがない。
ていうか、ベット付きの部屋に引きこもって、我流で魔法の練習するのが「スパルタ」? スパルタとは…ウゴゴゴゴゴ
なんか演出が鬱陶しいですねえ。
いちいちなんか思うと菱形にフォーカスする演出とか。「不滅のあなたへ」の川島零士さんが主人公の声優ですが、声の高いワタワタ感が耳につきますねえ…
次で判断します。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
甘々な治癒師としての“スパルタ”訓練は早くも終わりを告げ、飛び込みで冒険者ギルドに治癒師として雇ってもらう代わりに、戦闘スキルを教わるよってな話です。
ストーリー、作画どれをとっても低レベルではあるのですが、なんとか面白くしようと頑張っている感じは伝わってくるんですよね。この原作をMAHOなんとかあたりが作ったら、それこそ観られたもんじゃないと思うんです。
大きな期待はできませんが、そこそこ観られるものになりそうな気がするので残すことにします。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
治癒院の悪徳経営者・ボタクーリ(いや、その安易はネーミングはどうなんだ?)の策略によって、主人公がどこかに飛ばされることになりますよーという。
うん、話自体は非常にベタなんですが、そこを脚本で飽きさせない作りにしているのは評価できます。
ただ、作画はお世辞にも褒められるものではないですね。
ヒロインの顔がそんな感じで、魅力を感じるわけもなく。
ていうか、誰がヒロインだかわからん。
あの茶色い髪の子? それとも青毛の子?
むしろ、師匠のほうが目立ってるという。でも、それでいい。
師匠の元を離れる次回から、ちょっと不安な先行きです。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
えーっと、なんだろう。よく、このサイトでも見かける言葉に「頭空っぽにして観れば…」とか「思考停止すれば…」とかあるじゃないっすか。実際、そんなことあるかよとか思ってたんですよね。でも、この作品で初めて実感しました。
深く考えたら負け。何も考えない。整合性とか、今後の展開とか、つじつまとか、そういう細けえことはいいじゃねえかって作品もあるんですよね。まさに、この作品がそれ。
乱暴な言い方をすれば、バカになれば楽しめるってことすかね。もうね、観ながら脳が休んでるなあって、ここまでまざまざと感じさせてくれる作品って珍しくないっすか?
遠い街から、ヒロイン2人が何しに来たって、ただギルドの女性職員2人が結婚して、これから忙しくなるから今のうちに休みを取って3泊4日で遊びに来たってんだからもうねw
創作物で、そんな馬鹿馬鹿しい理由でヒロインが登場ってある?w
地下40階層のボスが、物体Xの臭いがダメで襲ってこないとか、そんなバカなという展開のオンパレード。逆に清々しいぐらいのバカさ加減で、なんだろう、ぜんぜんジャンルは違うけど大昔に「元祖天才バカボン」を観たときのような感覚。ご都合展開は、すべて「豪運先生」のおかげ。久しぶりだなボーイ、HAHAHA。
というわけで、極めて偏差値の低い作品。家事のついでに流しとくのに最適です。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
マラソンで言えば、ゴール直前の1kmで足を引きずりながら最後までヨレヨレで走りきったという印象。最終話の造りとかひどかったですね。はい、ラスボスを倒しました。はい、最下層に眠っていた聖竜を浄化しました。はい、迷宮を消滅させて戻ってきました。はい、師匠とかいろんなキャラを出しました。はい、教皇に報告してご褒美にS級治癒師にしてもらいました。これから治療費のガイドラインを作るぞー、俺たちの戦いはこれからだー。
THE・雑。
まともに評価したら、この点数程度にしかできないんですが、なんか嫌いじゃない作品でした。なんだろう。面白かったのかな。うーん…
元のストーリーも脚本も作画も、軒並み低レベル。でも、なんか観れちゃったというのが感想です。ホント、MAHO FILMが作る「なろう異世界モノ」と同レベルなんですが、何かが決定的に違ったんだろうな。それがわからない。
おすすめはしません。
{/netabare}