ゲリオ さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 2.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
当たり前のようにヌッと出てくる天使に草
まず、タイトルの「~に駄目人間にされていた件」は誤り。
主人公は最初から部屋の掃除すらしてなかったし、別に出会ってから特別駄目人間になったわけではない。
あとキャッチコピーの「可愛らしい隣人との甘くて焦れったい恋の物語」ねぇ…。
焦れったいというか…。どう見ても付き合っていますよね?という呆れしか…。
そもそもこの女、2話以降いつも主人公宅にいるので隣人ですらなくなってる。
内容としては全12話が非常に間延びしているように感じた。
ストーリーに起伏はなく、途中から(というか序盤から)ひたすらお互いを褒め殺す訳の分からないアニメとなる。
「まひる、何か礼をさせてくれ」
「私の方こそいつもあまね君から沢山もらってるのですよ」
「そんなことはないだろう俺の方がしてもらってる」
「料理は私がしたいからしてるのですよ」
「そうなのか、いつも色々ありがとな(ナデナデ)」
「あっ!」
「あっ、すまん!つい…」
「べ、べつにあまね君に撫でられるのは嫌ではないのですよ」
「そ、そうなのか」
「あまね君いつも支えてくれてありがとうございます」
「俺の方こそ感謝している」
「あまね君はカッコつけすぎです!」
「まひるの方こそいつも可愛いな!」
上記のような台詞を永遠とイチャコラ語り合う。
しかも毎度ソファーに並んで腰かける同じ構図で。
俺たちは一体なにを見せられてるんだ?って。
実は第1話冒頭は普通に恋愛物として面白いと感じたが、終わってみれば完全に1話がピーク。
真昼に好感を持てたのは最初だけで、徐々に不気味なサイコ女に見えてきた視聴者は自分だけではないはずだ。
主人公が帰宅すると「遅かったですねぇ~」と、当たり前のように台所からヌッと出てくるのは頭おかし過ぎて笑うしかない。
飯くらい自分家で作ってから持ってくればいいだろうが。隣なんだし。
キャラデザは令和のアニメとは思えん容姿で、これのどこが天使?
作画も昨今のアニメでは雑な部類に入る。動きの少ないアニメにもかかわらず。
今期もオンエア落とすアニメ続出する中で、最後まで走り切ったことは褒めるべきなのだろうか。
ぶっちゃけ落としてくれたら気兼ねなく切れたんだが…。
結論に移ると恋愛物はなろうじゃダメってこと。
きちんとキャラの心情やストーリーが書ける人でないと成り立たない。
雨の日に傘を貸したことから恋が始まる導入…は、100歩譲って許すとしてもそこからの展開があまりに薄っぺらすぎる。
お礼に毎回ご飯を作ってくれる?はぁ?
熊のぬいぐるみをプレゼント?はぁ?
さてはこれ書いた奴、恋愛経験ないだろ!?←
もう最後に一言だけ言わせてください。
俺でも書けるわ!こんなの!!←