take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
除け者なんていなかったんや・・・。
ノケモノ・・・、野ケモノ?
獣人型の悪魔って事なのかなぁ・・・。
ま、そこに引っかかった訳ではないんですけれども、ホントはね。
何かのダブルミーニング、トリプルミーニングではないかと直感で思っているのですけれども、確定させることが難しかったです。
ただ、主人公のウィステリアが奴隷的立場≒世の中、社会から除け者的な立ち位置である事、最序盤でのマルバスが周囲の人から認知、認識されない立場=悪魔≒除け者的立場だった様子を踏まえると「除け者」って線も一理あるのではないかと採用しました。
とは言え、物語をとしてみると「除け者なんかいなかったんや・・・」とほっこりと思えた作品でした。
{netabare} 物語への登場シーンでは孤独≒除け者的立場だった者たちが、それぞれ良きパートナーにめぐり合うという・・・。
ま、建付は「暇つぶし、趣味、興味」的なことが理由となってはいて、それも恐らくあるにはあるのでしょう、なんせ片一方は永遠に近い時を生きているという事のようですから。
しかしながら、それぞれが都合良く・・・いや失礼、良い具合にパートナーに恵まれワチャワチャしているのは、少し原作のイメージが崩れはしましたが、良かったんじゃあないかと思いました。
・ウィステリア:マルバス
・ハリエット:モリー
・ダイアナ:ナベリウス
・団長(悪魔じゃないけど長く生きそうな者として):イベルタ
・ルーサー:ダンタリオン
・ホームズ:ワトソン は??
ま、こんな感じかな。
興味であり、契約であり、愛情や情、しがらみ、共通の価値観・・・etc.
何にしても、パートナーがいるって言うのはすばらしいw。
と、言う感想からの「除け者なんかいなかったんや・・・」です。
{/netabare}
一応、ストーリーを追いながら、楽しんで最後まで観れたので平均かそれ以上の評価としたいのですが、漫画での原作を知っているものとしては・・・、多少の違和感もありましたかねぇ。
ダメじゃあないんですが、少しイメージと違ったな、という点を挙げるとすると・・・。
・原作であった「雰囲気」が少し失われていた。あいまいな表現で申し訳ないのですが、とてもエモーショナルな部分ですw。
・上に続く感想として、少しライトに振りすぎていないかな?
・マルバスの造形、少しコメディチックに振りすぎていないかな、何なら、たまに不細工すぎないかな。
・バトルもの的演出、しかもあまり出来が良くない、に振りすぎていないかな。
・全体的に、ストーリーが浅く感じたのはなぜだろう?
といった感じ。
多分に(個人の感想です)的なところが多いのは、ご勘弁を。
ちょっと、気になるところを書き過ぎてしまったかもしれませんが、総合的にはフツーに楽しんで観れたという事になります。
また、今後の「崩国の十三災」絡みの物語もしっかりと気にはなりましたし、監視役も加わったウィステリア一行の今後の旅の様子も素直に観てみたいと思えたのはキャラクタ達にも魅力があったという事でしょう。
またの機会がありましたら、続きを観てみたいという作品ではあったと思います。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。