かしろん さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
情報共有と優越感
【松来未祐さんの訃報にふれて】
これでのクー子以外あんまり知らないし、
後輩声優たちが結婚するたびにネタにされてる人って印象くらいしか
あんまりないんだけど・・・
安らかにお眠り下さい。
【最終話まで見て修正】
八坂真尋は夜道を走っていた。
背中には羽、頭には二本のつの、顔には何もないこの世のものとは思えない何かが追いかけてきたからだ。
袋小路に追い詰められた真尋は思わず叫ぶ。
「誰かー!」
すると、追いかけてきていたそれは真っ二つに切り裂かれ血溜まりと化した。。
代わりにそこに立っていたのは長い銀髪の少女だった。
ラノベ原作。原作未読。
元ネタ探しパロディギャグアニメ。
うー にゃー。
{netabare}物語:1話の掴みはH24/04スタートアニメの中では1番。
全体的に話の中身は無い。全体的な流れやオチもベタベタ。
んだが、他作品のパロやオマージュを、極めてありがちでベタベタな手法で、奇をてらわず欲しいところで欲しいギャグとして使い、安心して見ていられる内容になっている。吉本新喜劇的というかなんというか。
この他作品パロやオマージュが人によっては鼻につくようだが、私は良い要素になっていると思う。
誰でも知ってるネタからマニアックなネタまで仕込むことにより
「俺は気づいたけど他の人は気づいたかな。
俺は知ってるけど他の人は知ってるかな。」
って情報共有感とか優越感的なものとかそういうのを巧く簡単に味わせてくれるのだ。
この要素をバランスよく巧くつつけていると思う。
作画:多少崩れが出たりするものの、脱いでも無駄にグラマラスではないニャル子の体型といいキャラデザも良い。
声優:声優頼りすぎな気もするぐらい。序盤はニャル子役阿澄佳奈の力頼り。
後半、ニャル子と麻尋の人格が入れ替わるってエピソードがあるがここで声優さんの能力の高さに驚かされる。ニャル子役アスミス喋りをコナすキタエリに、真尋役キタエリ喋りをコナすアスミスを一度聞いてみて欲しい。
音楽:OPによるツカミの大事さを物語る。畑亜貴のすっとぼけた歌詞が作品に合っている。阿澄佳奈の歌うEDも良く、劇中曲も作品に合っている。
キャラ:ニャル子のウザくも可愛いところを巧く描けている。クー子にハス太など脇を固める面々も良い。{/netabare}
こんな作品ばっかになられても困るが、たまには良いよね。