まにわに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
類型:ブラ1
{netabare}「のだめ」で言うと、千秋のブラームスで、希美はのだめになれなかった、が初見の感想。
童話だけ見ると、どっちがどっちかわからないというのがあって、この感想だと、劇中劇がどちらかわからなくするようにしか機能していない、という非常につまらない結論になってしまうのが、どうにも引っかかって。これなら静止画ベースでいいわけで。
あらためてどっちがどっちか注意して見ていくと、みぞれがリズだとみぞれが思っているのは早い段階で明示されているが、希美は何も考えてないとさえ思うほど曖昧にされたまま、決定的なシーンでも明言されることはない。
諸々考え合わせて結論だけ言うと、どちらも青い鳥ということになるのだが。そもそも童話は母子関係を表していると考えるのが自然で、高校の部活に巣立ち間近の子供しかいないのは至極当たり前のこと。
すなわち、劇中劇も同年代の子供の起用以外の選択肢がなく、この有り様なのではないか。どっちがどっちか(子供か模擬母か)わからないのも重要、という意味ではよくできているとも言える。
jointについて。この物語を言い表していると考えると、そうは思えないし、手抜き。が、本編と切り離したという意味なら、気にならない。{/netabare}