Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
雪海に沈んだ世界に空から少年がやってきた――
この作品の原作は未読です。
ポリゴン・ピクチュアズの設立40周年記念作品なんだそうです。
因みに、設立30周年記念作品は「シドニアの騎士」で、その時の原作者が
今回の作品も手掛けられているそうです。
シドニアの騎士からもう10年が経つの…!?
とビックリしましたが、シドニアの騎士の放送は第1期が2014年なので正確には9年前になりますが、それでももう9年も…という思いで一杯です。
そう言えば、シドニアの騎士と言えばテレビアニメが第2期まで放送されて、その後どうなったんだっけ?
物語としては未完のはず…と思ってググってみると、劇場版が制作されているではありませんか!
「シドニアの騎士 あいつむぐほし」だそうです。
これは見なきゃですね!
dアニメストアで視聴することができるようですよ^^
「雪海」が拡がり続ける異世界――。
人々は巨木「軌道樹」から広がる「天膜」の上で
かろうじて暮らしていた。
天膜の少年カイナと、雪海の王女リリハが出会うとき、
滅びかけた世界を変える物語が、始まる――。
本作は、世界各国から高い評価を受けている漫画家・弐瓶勉と、
弐瓶勉作品を圧倒的なクオリティでアニメ化してきたポリゴン・ピクチュアズによって、
生み出されるプロジェクトです。
漫画連載は『獣の奏者』の武本糸会、TVアニメは安藤裕章(代表作:「LISTENERS リスナーズ」「亜人」)を
監督に迎え、壮大なファンタジーストーリーを描きます。
長い構想期間を経ていよいよ始動する本作は、ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品としても公開。
ぜひ、ご期待ください!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
なんと、獣の奏者のイラストレーターが起用されていたんですか!
獣の奏者と言えば、NHKで放送された「獣の奏者 エリン」ですよね。
超が付くほど大好きで、私のお気に入りの棚34位の作品です。
作品も素晴らしいのですが、エリンと言えば前期OPだったスキマスイッチさんの「雫」が最高過ぎて…
ホント、「こばと。」や「キングダム」など、他にもまだまだありますがNHKの本気って本当に凄いと思います。
なんか、脱線ばっかり…^^;
しばらくレビュー書いていなかったので感覚忘れちゃったのかな^^;
主人公のカイナを演じるのは細谷さんで、ヒロインのリリハを演じるのはりえりーです。
もうこの組み合わせを聞いただけで期待できるレベルだと思います。
その他にも坂本真綾さんや小西克幸さんなど、ベテラン層の演技も素晴らしく起用する声優さん一つで作品の印象が大きく変わることを体現させて貰いました。
一方、物語の方はシンプルで、人間が生きていく上で必要なモノが枯渇しつつある中で、力で以って略奪しようとする一方と、自分たちの生活を守ろうと必死で抵抗する方がぶつかり合う、という感じの物語です。
序盤に「看板爺さん」というキャラが登場し、何やら訳の分からないことを呟くのですが、その呟きがやがて大きな希望の光となるんですよね。
その道筋が見えてきたところで物語は終わり…
キリが良いと言えなくもありませんが、メッチャ続きが気になるところで終わってしまったのが残念…
でも、きっと10月から上映される劇場版『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』で続きが描かれるのでしょう。
続きは劇場版というケースが最近ホントに多いと思います。
商業的にはその方が儲かるのかなぁ…
「鬼滅の刃」の事例を見ると成程と思わなくもありませんが、全部が鬼滅の刃の様にヒットする訳ではないでしょう。
また劇場版で物語がしっかり終わってくれるか、或いは続編の制作を発表するなどその後の展開が分かると安心して視聴できるんですけどね。
これまで中途半端な状況で終わっている作品が少なくないので、本当に勿体ないと思います。
という訳で、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、ヨルシカさんによる「テレパス」
エンディングテーマは、GReeeeNさんによる「ジュブナイル」
ヨルシカさんの楽曲はお気に入りの一曲でした。
GReeeeNさんがアニメに作品に楽曲を提供するのは、恐らく本作品が初めてなのでは!?
1クール全11話の物語でした。
視聴タイミングは遅くなりましたが、撮り貯めて一気見しようと思っていた作品で、視聴を始めたらあっという間に見終わってしまった感じなので、相当面白かったんだと思います。
続きの劇場版が視聴できるのを楽しみにしています。