螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 1.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
想像を絶するクソアニメ。せめて話を纏めて欲しかった
通称マジデス壊と呼ばれるソシャゲと同時発進したオリジナルアニメ。全12話。内容はソシャゲ版と違うみたいです。
この作品は00年代への原点回帰を謳っており、キャラクターや作画の雰囲気などは当時の印象に則したものになっています。
キャラクターは全体的にクセが強い。
魔法少女三人はこれまでの魔法少女キャラのイメージから明らかに外れています。
粗暴で男勝りな性格、口調のアナーキー。関西弁で話し、シュールストレミングを始めとした臭いものを好み、マゾヒストなブルー。ガスマスクで顔を隠し、ヤク中でごぽごぽとしか話さない(台詞はブルーが翻訳する)オタサーの姫ピンクといった具合。
主人公のオタクヒーローは個性に乏しいオタクキャラでオタク軍のリーダー。
ヒロインのアクを強くする代わりに主人公を普通のキャラにすることでキャラクターのバランス自体は取れてると思います。
ストーリーは突如オタクを排斥し始めた組織に対抗するべくオタクたちがレジスタンスを結成、反抗するというよくある設定から繰り広げられます。
作画は五等分2期も担当したバイブリーアニメーション。狙っているのか分かりませんが質はかなり不安定です。
この作品はとにかく話が酷い。基本ふざけまくって困ったら狂太郎をボコっとけば良いという単調なノリで、ストーリーライン自体もとにかく雑。基本的にキャラクター関連の積み重ねが後々の話に活かされないので、見なくて別に良い話も存在する始末。4話とか7から9話が最たるエピソード。
敵も黒幕含めてしょうもないクズが大半で魅力が無い。最初の四天王である車オタクが一番マシ。次点でスレイヤー。特に黒幕がしょぼいのが致命的で、11、12話だと彼が仕組んだ布石が起爆され怒涛の伏線回収をしますが、あまり面白くはなりませんでした。
最終回の展開は今までのクソ展開がマシに見えるくらい酷い(苦笑)。闇堕ちしたアナーキーたちにオタクヒーローが殺されるまでは良いとして、2代目登場からのシナリオ通りじゃないぃ!ってなって最後はオレたたENDってふざけるのも大概にしろ!
最後まで見た感想として、見たのを軽く後悔した作品でした。主題歌や魔法少女のキャラクター自体は気に入りましたが、他があまりにも酷過ぎます。