てとてと さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
楽しさより不快感が強い異世界ダンジョンコメディー
ゲーム原作、略称「シャチバト!」らしい。
コメディー寄りのダンジョン冒険バトル(一応)?
※作品データベース様より転載
【良い点】
決して良い点でもないが、B級アニメなテキトーさあり、気楽に見れる。
やはり良い点か微妙だが、ファンタジーのダンジョン探索を現代の労働環境に置き換えた風刺路線が若干クスリとしないでもない。
あまり良い点ではないが、致命的に不快な展開や要素は終盤除いて少なめ、終始低空飛行だがドン底という程ではない。
ライバル企業のライバーさんがおもしれー男。
お調子者だが気の良い善人、ぞんざいな扱いされる苦労人、確かな実力で頼れる。
彼の存在は本作の数少ない良さだった。
女の子は8話から登場のミネ子ちゃんが可愛い。彼女をもっと早く出しつつ掘り下げていれば…
【悪い点】
ダンジョン探索を企業活動に置き換えるコンセプトが全然活かされていない。
テンポが悪く、ありがちなゲームの数分で終わるチュートリアルを、数話かけて薄ーく引き伸ばしている感じ。
シリアスであるべきシーンで緊迫感皆無、かと思えばコメディーも面白くない、尺稼ぎの無駄尺が多くメリハリが無い。
中盤で目的意識を定める構成は悪くないが、積み重ねが殆ど無く盛り上がらず。
企業なら例えば慰安旅行で温泉や水着回とかの定番テコ入れあるかと思いきや、無い。(最終話のエピローグがそれか?)
最終話も興醒めする展開で終わり悪ければ全て悪し。
労働環境風刺路線がつまらない。
多分、制作者が労働問題をあまり理解してないんじゃないかと思われる齟齬、違和感が目立つ。
そもそも、娯楽アニメでそういうネタはあまり見たくない。
キャラクターに魅力が乏しい。
視聴者目線では無能そのものな社長を、周囲のキャラが不自然にヨイショが目立つ。
ヒロイン勢も属性的には悪くないはずなのに性格的に可愛く見えない。
戦士と魔法使い(名前どうでもいい)が性格きつい系でキャラ被っている。
掘り下げや交流も乏しい上に、会話劇がギスギス、とまでは言わないが雰囲気悪い。
本作唯一の良心ライバーさんをぞんざいに扱うエラそうな女参謀、多少は笑えるが不快感が強い。
主人公たちもライバーさんをないがしろに。
萌え的に一番可愛いミネ子も登場が8話と遅く、以降も特に見せ場が無い。
男子のキャラデザは普通だが、女の子のキャラデザがチープ。
ユトリアとミネ子は良いが、他仲間が絵的に可愛くない。
体のパーツ比に違和感?
あと戦闘シーンも全くダメ。
【総合評価】2~1点
自分的に2020春で最低評価の駄作。見所がミネ子ちゃん少し可愛かった以外殆ど無い。
評価はとても悪い…程ではない「悪い」
駄作だけど致命的に我慢ならない、という程でもなく、全編満遍なく低調だった感じ。
自分の甘い基準だと本作程度はとても悪いには該当しない。こういうB級自体は嫌いではないし。