Bハウス さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
嘘をつくのは友情か愛情か
一迅社の「コミック百合姫」に連載されている本作
ゆるゆりはじめライトでポップな百合作品が並んでいた中で
ガッツリと重たい愛情やそれに絡むギスギスさが
作品全体の印象として強いので合わない人は厳しい
物語のキーになるのは「嘘」
作品の舞台「私立リーベ女学園」そのものが
コンセプトカフェで架空の設定
そこでシュベスター(姉妹契約)する姫芽と美月は
小学生時代に因縁がありお客の前では仲良く振る舞うも
美月は小声でいつも姫芽の体のいい嘘に腹を立てている
姫芽は子供のころから自分をよく見せたいがため
周囲に対して「良い子」に思わせる嘘をついている
一方の美月はリーベ女学園でもキャラを順守する生真面目で
小学生時代はその真っ直ぐさが周囲と軋轢を生み孤立していた
姫芽は美月のその清廉さが気に入って
初めて自分は人前で嘘をついていると公言し
他の友達から誘われた約束を美月の目の前で断った
しかし逆に誤解を生んでしまったので姫芽は美月を守るべく
嘘をついて事態を収拾しようとする
美月はその様子を見て裏切られたと思い
自分の目の前で嘘をついていたことをばらす
それが二人の関係性としてつかず離れずと言うか
お互いの本心が言い出せず衝突を繰り返す
姫芽のクラスメイトで親友の果乃子は
人との距離が取れず一人でいる事が多かった
ある時当時の担任の送別メッセージを送る事になり
姫芽の推薦で果乃子がボードメッセージを書くことに
一度は完成させたもののやらされた感あるのが許せなくなり
自分で自分の作った作品を壊してしまう
それを姫芽に見られたばらされると思ったら
何故か果乃子を庇った
屋上に呼び出されると姫芽は良い子であるための
嘘をついていることを告白する
秘密の共有をした事が果乃子にとって
姫芽が自分を認めた唯一の存在と思い
そして愛情へと変わっていく
リーベ女学園初期メンバーで3人の先輩でもある純加
シュベスター契約していた寧々が後から入った葉子と
恋仲になって捨てられたのを見て
自身もそして仕事上でも恋愛感情を出してはいけないと思っており
偶然見た果乃子の携帯電話に入っていた画像を見て
注意をする事に
だが恋愛感情を伝えてしまうと関係が壊れると思っていた果乃子は
姫芽とは友達のままでいい嘘をつき続けると返す
果乃子を不憫と思ったのか
それとも自身で守らないといけないと思ったのか
純香はシュベスターになろうと誘い
2人はかりそめの姉妹となった
とまあ嘘が嘘を呼び
愛情や嫉妬がガンガン渦巻くと言う
少女マンガによくあったパターン
唯ちゃんだから成立するけど
普通に見たらこんな二枚舌ドンひかれてもおかしくないw
店長のゆかりん触れていなかったねw
姫芽をリーベ女学園で働かせる張本人であり
手を骨折しているのもホントは嘘じゃ(ry