テナ さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見えるんだけど見えないもの
カードゲームの原点的な作品でしょうか。
今もカードは続いている人気作品でプレミアのついたカードやブルーアイズホワイトドラゴンの初期などはコレクターの間でかなりの高価取り引きがあるのだとか。
そんな遊戯王の初期作品。
誰もが1度は遊んだ事がある遊戯王。
この作品を見返してみました。
元々、遊戯王とはカードゲームではなく様々なゲームをする作品だったそうなんですが、ゲームのネタが尽きそうになり……
過去に人気あったカードゲームの話を題材に途中から切り替えたそうです。
それでなのかな?
最初の王国編では……
カードゲームのルールが滅茶苦茶感を感じました。
空を飛ぶモンスターには地上のモンスターは攻撃できないとか、身体が水で濡れてるから感電するから攻撃が上がるとか、実はモンスターが勝手に効果でもないのに呪文を唱えていたとか、水のフィールドはモンスターが潜って見えないとか、何かカードゲームと言うよりは……
ポケモンバトルみたいなの混ざってる感がありましたね。
あと、敵のペガサスなんですが……
ミレニアムアイ
相手の心を読む力らしいです。
しかし、なんですか、この遊戯との初戦のビデオに予め撮影してデュエルって心が読める言うか……それは未来予知ではないですか……
なんで、ビデオの相手と会話とデュエルが出来るのですか…………
それにカードゲームって複数のカードから手札をランダムで引くのに、このペガサスが常に相手の対策の切り札を握りしめてるのに笑ってしまうww
この王国編はゲームルールが定まってなかったり、ツッコミ所が満載なんですが、それすらも面白く感じるのは子供の頃から見てるからでしょうか?
カードゲームがしっかりしてくるのが、バトルシティ編でしょうか。
実は、遊戯王の主人公の遊戯の親友の城之内克也は作中で1番成長が描かれてます。
最初の頃は、城之内は雑魚なんです。
それからも王国編で勝ち上がり準決勝まで来ますが、多くの勝利は運なんです。
けど、バトルシティ編では城之内は実力も付き始め遊戯が王国で戦ったインセクター羽蛾や梶木涼太を倒します。
この意味は遥か先にいる目標の遊戯に追いつく過程が描かれて遊戯が通ってきた道を追いかけると言う意味かな?
更にはバトルシティ編の敵のマリックに最後は力尽きて負けますが、ゲームは間違えなく城之内が神のカードなして勝ちます。
これが、後にマリックに勝つ遊戯に追いついた瞬間でもあり、本当は勝っていた城之内と2人で「俺たちのバトルシティは終わらない」ってデュエルを初めて物語が終了するのですが、これが遊戯を追う立場にいた城之内が遊戯の隣り立つまで成長したと言う証となって気がします。
作中では神無しで勝利したの遊戯のVSオシリスと城之内のVSラーと2人しか存在しません。
少年ジャンプの主人公の有名なテーマに成長がありますが、遊戯王に置いて1番成長したのが城之内ではないかと思います。
後、目の見えない妹の手術費を稼ぐ為に頑張るってのはカッコイイお兄ちゃんだと感じますし、友情を大切にする熱い男ですね。
後、妹の静香ちゃん、あっ、ドラえもんじゃないですよ?ww
うるさいですか?ごめんなさいm(._.)m
静香は何かセリフが常に強いね……説得力あるし城之内以上にしっかりしてるし、めちゃくちゃモテてるしww
よく見たら割とこの子が名言みたいなので話題を〆るシーン多々ありましたw
そして、最初は海馬にも見下されてましたが最後は海馬も認めるデュエリストとなります。
遊戯のライバルの海馬セトは遊戯への執念が凄い……
印象的なのは、王国戦のVS遊戯。
追い込まれた彼は遊戯に負けたら自分は高所から身を投げ出すと言いだします。
結果、遊戯は海馬の命を救うために負けるのですが、海馬は「弱さを見せたな、俺の命のチップを場に投げ出した途端、愚かにも遊戯は自分の弱さを露呈しゲームに敗北したのだ」と答えるけど。
私はゲームに置いてゲーム内で使える物は全て使うべきだと思う。
けど、自分の命でプレイヤーに脅しを掛けて勝利するなんてのはゲームプレイヤーとして絶対にやってはいけない事です。
ゲーム外の物(命)を持ち込むなんて最低な奴のする事です。
まぁ、海馬も弟想いの優しさや遊戯がバトルシティ決勝のマリック戦の前に切り札を授けるとか良い奴ではあるけど、あまり好きにはなれないキャラかな?
人気キャラかもしれないけど、カードを破り捨てたり、脅しでゲームに勝利するようなキャラを主人公のライバルでいいのかな?と思ってしまうのもまた事実かな?
vsイシズでは未来を自ら切り開く強さをみせ常に未来をみる前向きなキャラでもあり自分の持つ可能性を最後まで信じ続けたライバルかな?と思います。
けど、アルカトラズでの時限爆弾を起動するとかやりすぎw
周りの人を巻き込むなよ……
自分は脱出方法準備して周りには伝えないし、バトルシップが動くかの確認もしないで爆発とか下手したら死んでたよ?
実際にバトルシップ動かなかったし……
ちょっと常識無さすぎるよ。
ジェットもブルーアイズって厨二病みたい……
主人公の遊戯は2人存在します。
優しい人格と闇の人格
闇人格の遊戯って思いやりがあります。
実は闇人格は他にマリックとバクラもいますがマトモな人格ではありません。
闇のゲーム大好きの狂った闇人格…………
けど、遊戯は狂ってません。
これは前に作者が書いていたのですが、遊戯も元々はバクラやマリックの闇の人格と変わらなかったのかもしれないらしく、闇の人格の遊戯が、仲間を大切にしたり思いやりがあるのは、優しい遊戯の影響らしいです。
闇人格遊戯は優しい遊戯の優しさを「強さ」と評価していたので、優しい遊戯が闇人格遊戯に憧れていたように闇人格遊戯も優しい遊戯に憧れていたのかもしれません。
昔は私も見てた時に、表の遊戯は直ぐに闇の人格の遊戯に頼るし、ゲームも人頼りばっかりの奴って思っていました。
けど、大人になり改めて見たら遊戯の強さが見えます。
王国でのVS海馬は負ければ自殺するとか卑怯な脅しをする海馬を無視して勝利しようとする闇人格遊戯に勝負に負けてでも海馬の命を選ぶ表の遊戯の優しい強さや。
VSペガサスでは表遊戯が居なければ勝てなかった。
闇人格遊戯が諦めようとした瞬間、自分が苦しくても辛くても自らも力になると言いながら体力が持つ限り戦い抜いた遊戯の勇気と根性
操られた親友の城之内との戦いに自ら友達を目覚めさせる為に戦い城之内の心を取り戻し親友の命を守る選択肢をした遊戯の友情と想いやり。
思えば、闇人格の遊戯の後ろにいるように思える遊戯の方が心は強いかも知れませんね。
確かにゲームって点なら闇人格の方が優れてるのかもしれないけど、心の強さは表遊戯が強い気がします。
彼が居たから越えられた事も少なくは無かったと思います。
闇人格の遊戯の正体は名も無き王のファラオ。
彼のゲームセンスは凄いですね。
私が1番印象的なシーンとしてはバトルシティの決勝の対戦相手決めの、遊戯、海馬、城之内、マリックの戦いで、マリックとの決着か、海馬とのライバル対決か、城之内との友との約束を選ぶのですが、遊戯は城之内との約束を守ろうとします。
海馬は城之内1人が神のカードを持ってないから準決勝でしか戦えないと思った遊戯が唯一戦えるのが準決勝だけだと考えたって話してたけど、これは多分、そこじゃなくて。
マリックとの自分の記憶を取り戻す為の戦い、海馬との宿命のライバル対決よりも城之内との友情のデュエルの約束が遊戯にとって1番価値があると考えたんだと思います。
遊戯王ってカードゲームなんだけど、実は友情ってテーマは常にあって「見えるんだけど見えない物」って謎かけがあって答えは「友情」なんです。
友達は見えるけど、その繋がりの友情ってのは見えないからだったかな?
元々は城之内が言っていたんですが、多分この友情を大切にしてきたのが遊戯なんだと思います。
後、マリックとの戦いで城之内が意識不明になり戦えなくなった遊戯に千年アイテムが城之内と遊戯が約束を果たす未来を見せてくれるんだけど、杏子が戦い行く遊戯を止めるんですが、私も最初はこんな時もカードゲームなの?って思うけど、遊戯の立場になったら行くかな?って。
だって、もぅ縋る物がそれしかないし、戦いに行かなければ城之内は目覚めないかも知れないし、可能性があるならどんな些細な確率でも縋りたいと思うと思うのです。
それに城之内も目覚めた時に遊戯が自分のせいて棄権したと知ったら怒るし、城之内からしても、自分のせいでって思っちゃうと思うんです。
だから、遊戯のあの決意は解る人には解る決断だったのかな?って。
あと、カード以外にダンジョンダイスモンスターってゲームがあって、これを私の弟が昔集めてて「対戦しよう」って言うからルール知らないけど借りて遊んだら、サイコロを分解して道を作って上にフィギュアを置いて歩かせたりするんだけど、サイコロを分解したらサイコロが元の形に戻ろうとしてフィギュアは転けるし、あまり楽しくなかった思い出ww
私はルール知らないから弟にこのマーク何?とか聞きながらするけど、弟も知らないって言うからルール解らなくてww
アニメでもしてたけどルール解らなかった……
遊戯王はオリジナルエピソードもあって。
デュエルモンスターズクエストはあまり面白くないかな……冒険がショボイしルールがイマイチ分からないし……
VSノアってのもあって、これは遊戯の最初のデュエルがあって、何故か遊戯のデュエル中に海馬の回想が沢山あってゲームに集中出来なかったww
デッキマスタールールがよくわかりませんでしたね。
さて、ここから先は描きたいけど……
私が見てたネフリがここまでなんですよね。
遊戯王は昔、弟と見てたからある程度覚えてるけど、確か記憶を取り戻す戦いがあるんですが、アレって原作も大幅カットされてるらしいですね。
けど、「遊戯王」ってこの後も沢山シリーズがありますが、未だに人気が高いのが初代遊戯王と聞きます。
カードゲームも未だに続いてるし、実際小さい頃はカードゲームなんていつかは無くなるよって考えてましたが、テレビゲームやオンランゲームや最近ではVRも増えて来てるのに今も人気が続いてる「遊戯王」って本当に凄いですよね。
他のアニメ見ててもたまに初代遊戯王のネタが未だに使われてたりするし人気あるね。
今でも、社会現象と騒がれるアニメも多々あるけど、ここまで続いたタイトルってやっぱり凄いなぁ〜
どの世代にも知られてるのは何か素敵だと感じます。