テナ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
令和のミスディレクション
タイトルの「僕を許さない」だけ読んだらヤバそうな作品ですねw
しかし、内容は暖かいお話です。
白石君は周りが認識出来ないくらいに存在感がなく、隣りの席の久保さんだけは白石君に常に気づいているってお話。
因みに久保さんの姉も白石君を認識出来るから久保家は白石君を見つけ出す才能が遺伝されてる可能性がありますね。
黒子のバスケで説明すると、白石君はマボロシのシックスマンで久保さんは視野の広い高尾君でミスディレクションが通じないのと一緒です。
ややこしい例えしてすみません。
頭に思いついて書いてみたかったんです。
白石君は令和のシックスマンですww
それにしても、白石君……空気過ぎ……
殆ど透明人間じゃん……
それに気づくのは久保さん……
これ周りから見たら久保さん独り言を話してるヤバい人にしか見えないんじゃ……
相合傘のシーンだと久保さんの横で傘が浮いていて超能力者に見えるんじゃないかと頭の中で想像するのは楽しいww
けど、久保さんの「白石君の敵じゃないよ?白石君のヒロイン」ってセリフいいよね。
私には恥ずかしくて言えませんねww
ただ、こう言うちょっとした会話やセリフがいいなぁ〜と思える作品です。
こう言う系の作品って割とありますけど、私は結構好きになれた方の作品です。
後は何だろ?
久保さんって白石君から見たら余計なお世話に見えたりとか自分をからかっている様に見えると思うんですよ。
でも、第三者が2人を見たら久保さんって普通に接しているだけなんですよね。
例えば、授業の回答の擦りつけも余計なお世話だと思うんです。
けど、これすら友達同士の悪ふざけみたいなものかな?
友達とたまにふざけ合う、アレの延長戦で久保さんが白石君に友達として接してる証拠なんだと思う。
勿論、好意もあるけど、学生ならではのノリみたいなものを経験していない白石君と一緒に思い出でを作りたいのかな?
その時は大変だったりとかするけどさ。
卒業した後も心に残る思い出として笑い話にもなるし、久保さんも白石君に「〇〇したらどうなるのかな?」「〇〇した事はある?」って色々な事を聞いて実行してたから、今までは気づかれなくて出来なかった事、普通ならしてるはずの事を1から一緒に経験したかったのかな?と思いました。
そうした優しさやノリが何だか心が暖かくなりますね。
ただ、久保さんはグイグイ来ますね。
多分、白石君と仲良くなりたくて頑張っるんだと思います。
私は人にグイグイ行くのは苦手なんで昔はグイグイ行ける人を見てて単純に凄いなぁ〜くらいの感想でしたが、今はそう言う人って頑張ってるんだなぁ〜って思う。
きっと、恥ずかしくない訳でも慣れてる訳でもなくて多分勇気を振り絞っているんだろうなぁ〜って思います。
裏では緊張してたり恥ずかしがってるのかな?とか思います。
だからかな?
久保さんのアプローチに距離を取ろうとする白石君を見ていたら少し久保さんが可哀想に見えちゃうシーンがあります……
それでも、変わらずアプローチする久保さんを応援したくなりますね。
後、久保さんの素敵だなぁ〜と思ったエピソードは白石君の好きな漫画を読もうとするシーンかな?
私の個人的な意見なんですが……
自分の好きな物を否定する人は論外だし、私も趣味を相手押し付けたくはないけど、自分が好きな物を知ろうと興味持って貰うのって嬉しいと思うんですよね。
だから、きっと白石君も嬉しかったんじゃないかな?って思いました。
後は、白石君は弟想いで優しいお兄ちゃんですね。
私にも弟は居るのですが、小さい頃はよく遊んでましたが中学卒業くらいからはそんな仲良くも無かったかな。
だから、こう言う兄弟が仲良くしてるシーンって私には少し新鮮に映りますね。
変身のシーンとかいいお兄ちゃんしてるなぁ〜ってww
久保さんが盗撮してるしww
後は、久保さんが白石君に関節キスを狙いに行くエピソードはなんか面白かったですねw
アピール頑張ってるなぁ〜ってw
アプローチがLoveを匂わせてくる中盤のやり取りは久保さんのガチを見せられた気がします。
後、バレンタインデーの話は白石君頑張りなよw
誰がお菓子をくれたのかくらい気づいてよww
殆ど答えみたいな事を本人から聞かされてコレで気づかないとか鈍すぎるよ!
こんなの久保さんが可哀想だよ。
久保さんの「教えてあげない」は正しいよ。
こんなの白石君が気づいてあげるべきだよ!
頑張れ!男の子!
ホワイトデーのお返しのは話も……
未だにバレンタインデーで貰った相手に気づいてなくて……
コレはホントに気づいてあげてよ!
凄く頑張ってるんだから!
本当に頑張れ!男の子!
久保さんの白石君が気になる発言に、友達の「白石君はパッとしない」からと白石君が気になる事が不思議発言がありました。
けど、私はそれは不思議ではないかな?
確かに白石君は普通かもしれない。
久保さんは可愛いからもっとイケメンでも狙えるかもしれない。
けど、それって実際関係ないと思う。
例えば、合コンとかして誰かと仲良くなってみようかな?と思ったら最初は第一印象やイケメンや美女など顔や見た目で選んだり相手の自己紹介のスペックで話しを振る相手を決めるかもしれないけど、それはあくまできっかけでしかない。
実際、これから先、関係を築くならやっぱり性格や協調性や思いやりなど内面部分が最終的に決定打になってくると思う。
結局、イケメンでも美人でも何かに秀でた優秀な人間でも、やっぱり合わなければ上手くはいかないと思うのです。
白石君はイケメンでも無ければ特に秀でた物がある訳じゃないかもしれない。
それでも、久保さんが気になったのは間違えなく何かしら惹かれる物があって、その人が白石君だったってだけ。
だから、全然不思議じゃないと思いました。
まぁ、学生さんなら多分きっかけは、可愛いやカッコイイで選んじゃうのも解るけど、多分私が学生の頃がそれだったからww
ただ、悪気がなくても誰かの気になる人をあんな言い方するのは良くないなぁ〜と思いました。
風邪の話はね。
気になる人が休むと少し寂しくなるよなぁ〜って。
久保さんの寂しそうな顔を見てると何か悲しみが伝わります。
ウサギの赤ペンって可愛いですねw
グッズ化出来そうww
普通に可愛いし普通に学校や職場で使用出来そうだしグッズ化したら売れそうw
久保さんの替芯の話は多分、久保さんの嘘ですね。
白石君とお揃いの物が欲しかったのかな?ってw
白石君は変に堅物だからお揃いのものなんて買わなさそうだし、クリスマスに白石君に贈った主人公Tシャツを選びなおしたいと話していたから、そう言うのもあってお揃いの物をあげたのかな?
多分、久保さんは白石君が赤ペンを分解する癖があるのも知ってたんだと思う。
1年間一緒だったわけだし気になる人の事は見てるものだし、赤ペンの採点は偶然かな?
分解した赤ペンのバネを失った白石君ならいくらでも赤ペンを渡す口実は出来そうだし。
進級によりクラス替え。
クラス替えってドキドキしますよね。
友達と好きな人のクラスは意識するよね。
久保さんも白石君も同じクラスになれてよかったですよね。
学生にとってもクラス替えは学生生活を左右する重要なイベントですからね。
環境委員会に久保さんと白石君がなる。
環境委員会はした事がないなぁ〜
けど、白石君は1年の時も環境委員会で綺麗に花を咲かせていたんだけど……
白石君が環境委員会で頑張っている事を知って居たのは久保さんだけではなく、新キャラ?の須藤君でした。
白石君は誰にも気づかれにくいかもしれないけど、白石君が大切に育てた花壇は沢山の人に気づいて貰えたってエピソード。
誰かに大切に育てられた物って、それだけで沢山の人に伝わるんだなぁ〜って。
その花壇に咲いた花が何故そんなに綺麗なのか、誰が育てたのか普通は考えないし知ろうとはしないかも知れない。
けど、その誰かの育てた綺麗な花壇を見て心が安らぐのは、その人の頑張った成果なんだと思いました。
須藤君は同じ環境委員会なので、その花壇が白石君が育てていた事を知って、彼の花壇が綺麗だから自分も綺麗な花を咲かせてあげたいと思って白石君にアドバイスを貰いたかったのですが、白石君が見つからないまま1年が終わると言うww
白石君が久保さんを友達認定してない事が最低過ぎる……
これは悲しいって…………
別にさ、友達認定しろよ!とか言わないし友達認定を強制させたくないよ。
フレンドハラスメントはよくない!
けどさ、仲良くしてて友達認定されてないなんて本人の口から聞かされたら……悲しいよ。
ショックだよ……久保さんの絶望した顔……
それはなるよ……
デートの話では共感点が多かった。
電車ではカッコよかった白石君だけど、ナンパに囲まれた時は彼氏かの質問には嘘でいいから答えて欲しかったなぁ〜
助けに来た事は高評価だけどあの質問はねww
久保さんがコーヒーを飲む話は結局苦くて飲めない。
私もコーヒーは飲めなくはないけど自らは飲まないかな……
けど、久保さんの好きな人と同じ物飲みたいって気持ちも少し解るなぁ〜
好きな人が飲んでる物や食べてるものって何か気になりませんか?
どんな味がするのだろう?
好きな人はどんな味が好きなのだろう?
自分もその好きな人の好きな味を共感できるかな?等などおもうかな。
同じ味を飲みたい久保さんに白石君の気づかいは優しくて素敵(⸝⸝⸝´꒳`⸝⸝⸝)
一緒に砂糖やミルクを入れてくれるの優しいなぁ〜w
後、久保さんの「好きを共有出来るっていいね」ってセリフも解る。
私は最初は好きな物が違っても、好きな物を否定されなきゃいいかな?って思ってました。
けど、やっぱり好きな物の話が出来る方が楽しいと感じるし話題にもなるしやっぱり単純に楽しいと思う。
価値観の押し付けはキツいけど、もしも自分が好きになった人と最初から好きな物へのベクトルが一緒だったり、興味持ってくれると嬉しいじゃん?
で、このデートで白石君が久保さんを意識し始める。
で、ラストは久保さんが白石君を気にかけ始めた理由が明かされます。
久保さんの中で白石君を知って最初は単なる興味本意だった。
それが恋愛に変わっていた。
彼女だけはすんなり見つけ出せるのは私は白石君が大好きだから、好きな人を常に意識してるんだと思ったけど、少し違いましたね。
恋愛を意識する様になる前から見つけ出せたのなら、それは運命だったのかも?しれませんね。
さて、この作品は登場人物は少なく基本的に、白石君と久保さんで回ってます。
絵のタッチも全体的に可愛く全話楽しく仕上がっています。
男女関係なく楽しめる作品に仕上がっていると思いますしおすすめです♪