コンソメポテト さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
お話が残念すぎて 良い作画も勿体ないです。
この作品は、明治時代にアメリカに漂着した二人の日本人が、故郷に帰るためにアメリカ大陸横断カーレースに参加するというストーリーです。
主人公は、自分で作った蒸気船を蒸気自動車に改造するほどの発明好きの少年です。発明の事となると周りが見えなくなります。
彼とチームを組むのは、剣術の達人でありながら人を斬ることができないサムライと父親の仇を探すネイティブアメリカンの少年です。
しかし、レースは単なるレースではなく、ギャングや他のレーサーの過去の因縁などが絡んできて、主人公たちのレースは思わぬ展開になっていきます。
この作品は、レースものとしてもアクションものとしても中途半端で、話のテンポやメカの設定もイマイチです。レースに参加するまでに時間がかかりすぎたり、レース中にギャングとの戦闘がメインになったり、他のレーサーのバックストーリーが多すぎたりして、話に集中できません。蒸気自動車も、燃料や構造などの説明がなく、ただ謎の蒸気メカとして描かれています。デザインも平凡です もっとプラモデルとして商品化させたいと思えるようなデザインが欲しいですよね。話の展開も予想通りで、最後のオチも平凡で、物語に魅力や輝きがありませんよ
ですが作画自体は十分なクオリティです。動きも滑らかで見応えがあります。それだけに、ストーリーが残念で勿体ないと感じます。オリジナルアニメを成功させるには、優秀な脚本家が必要だとつくづく思いましたね