ぴかちゅう さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ずっと椅子のイケメンに一目惚れしたすずめ?
「君の名は」は素晴らしかったと思うのですが、個人的に「天気の子」にはかなり不満が残ったので、本作は、映画館視聴はしないつもりでしたが、結局、視聴しました。「天気の子」よりはよかったけども、「君の名は」には届いていないかなぁという感じがします。
ストーリー展開として一番弱いと思うのが、すずめが、どうして宗像草太のためにあれだけいろいろするのか、という部分です。イケメンだから?初めて会っただけの人なのに?
特に、この映画って時間軸で言うと数日間なので、違和感が強いです。一目惚れと言い逃れするにしても、イケメンなのは最初だけで、ずっと椅子ですから笑
「君の名は」だと、主人公二人の関係性が数ヶ月くらいはあったと思うので、ストーリーに無理がないんですよね。
ダイジンはちょっと不気味ですね。まぁこれの可愛い版は、某魔法少女アニメに {netabare}出てくるわけ{/netabare}ですが笑、一回見ただけだと、ダイジンが何を考えているのか、いまいち分からなかったです。サダイジンはもっと分からなかったです笑 (ちなみに、サダイジンの影響下で、環に向かって、すずめが「重いの」というシーンがありますが、ちょっとひどいですね。理由が分からず家出状態の子どもを心配しないほうが、やばい親でしょう)
前二作と同様、自然災害が中心的な命題を占めているのですが、他方、この作品では、衰退していく日本という国も、そこで暮らす善良な人々とともに、かなり明確に描かれていますね。日本の将来を考える上でも示唆に富むように思います。
[2023年12月追記]
完走した作品のみをレビューしているため、とりあえず完走できる質だったということで、これまで、レビュー点数は3.0以上としてきました。しかし、レビュー内容が辛口になっている場合でも3点台をつけているため、他の方の同じ程度の辛口レビューと比べて、点数がかなり高めになっていました。そのため、レビュー点数の下限を2.5点に変更し、この変更に合わせ、このレビューの点数も変更しています。