ガムンダ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
飛行機ものと聞いて観てみたら コトブキ・リコイル・ウィッチーズだった
飛行機ものと聞いて観に来ました。
ジェット戦闘機で勝てない謎の怪獣に旧式機で戦います。
旧式機は神様がよろしくチューンしてくれたものみたいで強くなってます。
もちパイロットは美少女たちです。
普通の戦闘機乗りは美少女達の露払い、雑兵として一緒に戦います。
レビュータイトルをご覧ください。
この文字列に好印象のある方は観てみたら良いと思います。
更に「艦これ」「アズレン」「ハイフリ」成分も入ってます。
で全体に中二です。「エヴァンゲリオン」も入ってますね。
「全部混ぜたらワンチャンバズるんぢゃね?」って作ったみたいです。
意外にも「エリア88」成分も入ってます。
普通に死ぬし、死神属性や、戦況推移の流れが近い所があり、もしかしたら作者は88読んでるのでは。
感想ですが、
半分くらいまで観るのが苦痛で、全体通しても正直下らないんですが、戦況が劣勢になって来た所からちょっと観れる様になりました。
戦争ものには悲壮感が無いと逆に気持ち悪いんですよね。
これが戦争ものなのかは議論がありますが。
キャラは美少女テンプレ集でウザいのもチラホラ。
どっちにしてもシリアスものに持ってくるテンプレ集ではありません。
しかし「中二病」とは言うけれど、精々小3くらいだよなぁ…^^;
これ1本観るより入ってる成分のやつ全部観た方がお得かも知れません。
以下飛行機について ネタバレなし
{netabare}登場機体については調べれば出てきます。
He100とか、なんで?ってチョイスがチラホラ。
機種の特性云々は殆ど無いし空戦シーンは「コトブキ」以下ですね。
アニメ屋さんには「紅の豚」を観て研究してもらいたいんですけど、
飛行機は空気の力で飛ぶのに空気を感じないんですよ。
これについては「エリパチ(平成版)」も同罪。
(昭和版は古いんでしゃあない。)
意外に善戦してるのは「マクロスプラス」
飛行機の風下で急激に気圧が低下して霧が発生するベイパーの描写もあります。
あとは言うまでも無く機体も翼も完全剛体ではなく撓みます。
最終回で翼が撓む表現がありますが、逆にアングルが固定でただ主翼をバタバタさせているだけです。
パヤオの凄いところは撓みながら動くところです。
ただ出鱈目に撓むのではなくそこに空気力学の入力と材料力学の変形と運動力学の機動を同時に表現している所が他とは根本的にレベルが違います。{/netabare}
3Dポリゴンぐりぐりやったところで飛行機は表現できません。
ま、普通のアニメ屋にそこまで求めることの是非もありますが。