くまごろう さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
この理不尽な世界、体が傷つこうと心がへし折れようとそれでも再び立ち上がる、RE・ZERO
視聴完了
全27話
ジャンル
異世界転生+タイムリープ
設定
(世界観やアニメが始まる前の時点での状況)
現代人スバルは突然異世界に転生した。
異世界は剣あり魔法ありのファンタジー世界。
主人公が転生した国は王国だが、王族が病で全滅しており、候補者による王選を行う準備中。
過去に7つの滞在の名を冠する魔女が存在しており、現在も眷属や信奉者など凄まじい力を持つ者たちがいる。
ストーリー展開
デスでゲームオーバーとなりチェックポイントまで戻る仕様。スタート地点は王国のとある街。
1章徽章の奪還→2章ロズワール家の好感度と呪術師討伐→魔女教撃退
史実としては
1章
スバルはごろつきとのトラブルでラインハルトと顔見知りになり、徽章泥棒のフェルトと接触。エミリアがフェルトのところについた直後にエルザが出現。エミリアが加わったことでフェルトが助けを呼びラインハルトがエルザを撃退。
間話
スバルはエミリアのためエルザの一撃を受け、エミリアが預かり療養することに。
チェックポイント1 エミリアが身を寄せるロズワールの家のベッドの上。
2章
目覚めたスバルはロズワール家の使用人に。
仕事はそつなくこなし、色々なことに目端が効くスバルにロズワールの使用人ラムレムも信用を置く。
仕事の一環として街に買い出しに行った際に呪術師に呪われるスバル。原因を突き止めることに成功し犬の魔物を、スバルレムラムで討伐。
間話
魔物討伐で体も魔力回路もズタズタになったスバルは、治癒能力を持つ他の王選候補者の従者に治療してもらうため、エミリアと一緒に王都へ。
王選に絡ませたくないため、王城にはこないよう約束するエミリアに対して、スバルは約束を破り、王城で大立ち回りをし、エミリアとも喧嘩別れする。
その後レムと残されたスバルはレムの共感覚によりレミリアたちに危険が迫っていることを感じエミリアのところに向かう。
チェックポイント2
共感覚の少し前、レムと街で買い物中(場所はスタート地点と同じ)
3章
ハードモードな3章
エミリアはロズワール家に帰っており、スバルたちは治療のため王都に残っており物理的にかなり遠い。
とはいえまっすぐ帰れば魔女教には間に合うが、直線ルートは白鯨という三大厄災のテリトリー。
スバルは王選候補者の1人クルシュと手を組み白鯨を討伐。余力を残すメンバーと魔女今日討伐へ
チェックポイント3
白鯨討伐直後
クルシュの親衛隊やユリウス、オットーの助けもあり、怠惰の大罪司教とその部下の討伐に成功。エミリアともいい雰囲気となり大団円、と思われたが、エミリアはレムのことを知らなかった。
スバルたちの戦いの最中、魔女教の討伐に向かわなかったクルシュやレムは2人の大罪司教に襲われておりレムは全ての記録を、クルシュは自らの記憶を奪われていたからである。
チェックポイント4
怠惰の大罪司教を倒し、爆発物も処理をし、エミリアにレムのことを話そうとする瞬間
というのが確定ルート。
そこに達するまでにトライアンドデスを繰り返している。
26話、27話はそもそも特典映像?
26話は時系列が戻り2章クリア後、27話は劇場版の編集
感想
総評95点
よかった点
設定、キャラ、ストーリー展開、スバルくんのレム
悪かった点
2から3章の間話
レビュー
世界観がしっかりしており、その中で展開されるストーリー展開も素晴らしく、タイムリープの仕組みからちょっとした仕掛けまで素晴らしい。
好きなシーンはいくつもあるが、
1章1周目、転生ものに興奮し強引にヒロインとの接触を図るスバルに対して、遠ざけようとしてエミリアが名乗ったサテラという名をスバルは本名と認識、死に戻りし出会ったエミリアにサテラと声をかけて怒られる、
というシーンがタイムリープをうまく表現されていてすごいと思う。
あとはエミリアの、たった数日でボロボロになって
という言葉もすごく心に刺さる。
確かにあのシーンは2章のチェックポイントからすぐで、現実使用人に立候補したが1日でへこたれる軟弱者だが、本当は2章終盤で何度も死に戻りしており、体より心がへし折られている状況、というのが胸にくる。
ちなみに、最初は分からなかったんだけど、死に戻りのことを人に話そうとすると、スバルが死ぬほど苦しくなる→話している相手が死ぬ。
これによってスバルは(1期では)誰にも相談できずにひたすら孤独な戦いを繰り返すしかない。
マイナス5点は2章後の間話
王都について行ったスバルがエミリアの約束を無視し、大立ち回りをしエミリアと一旦別れる話。
心情描写と行動が繋がっておらず、3章の設定のためのご都合な感じが否めない。
多分アニメで書き切れてない部分で、1章、2章の成功体験の余韻とかがあったのかな。