take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「自分、不器用ですから・・・」
うわー、これは、ある意味日本でしか作れんアニメだわねぇ。
第1話:速やかなメイドへの導入と速やかな殺戮。
フィクションとして、エンターテイメント作品としてのこのスピード感とコンパクト感は秀逸と見る。
フィクションをフィクションと割りきれない人、理解できない人は、視聴は無理でしょう。
私も1%ぐらいは、人の扱いに抵抗は感じますが、全てを真に受けていては、全ての作品を見れなくなってしまいます。
気合いをいれて割りきって視聴を続けますw。
第2話:博打か、ヤサグレてはいるが今回は人が○なねぇ。
と思っていた時期が私にもありました。
最後の最後にコレか、いっそ様式美として美しいまであるな。
・・・いいぜ、そのままつづけてくんな。
第3話:く〜っ!!相変わらず殺伐としてんなぁw。
今度は地下格闘場的な何か+博打だぜ。
臓器がどうこういう話まで出る始末。
愚直な嵐子の魅力が徐々に高まっていく。
・・・「自分、不器用ですから」っていつか言うんじゃないかと期待中w。
第4話:その「洗脳」に愛はあるんか〜?。
って話でしたw。
まぁ、程度の違いさえあれど、今だに日本の企業の奥底には存在している考えの縮図の様なもので、小さくため息を洩らしたのはヒミツです。
「使う者」と「使われる者」の思考の方向性が一致するのはレアなケースだと思っている派閥です、私は。
これがマッチしたり、マッチしていると勘違いできる人は幸せですね、きっと。
私は「使う者」を利用してやるぐらいのタフなマインドの「使われる者」になりたい派閥でもあるのですが、元来の豆腐メンタルが災いして、なかなか難しいですねw。
さてと、嵐子さんの過去がチラ見できた話がありましたが、これからでしょうか。
今エピソードでは脇役でしたね。
あと店長、相変わらずつかみどころがない感じで「いい感じ」ですわ。
第5話:途中までは、今回は誰も○ななくてよかった、と思っていたんですが・・・。
グループ内店舗間でも、そうなっちゃいますか・・・。
「あれれ・・・?」と思ったとんとことんメンバーのチーム感がちゃんと成立していてよかった。
自分、ゆめちの芝居に引っ掛かったクチですからw。
さらに嵐子さんの過去がチラ見できてきているので、今後のエピソードに期待したいところ、からのスペシャルEDがここでか!?
第6話:昔見た映画かドラマでこんなセリフがあったのを思い出した。
「どんなに優しくても、いい人だったとしても○道は、極○や!!」
今エピソードで言えば「どんなに弱そうでも、はかなげに見えても、アキバのメイドは、アキバのメイドだ!!」ってとこかな。
なごみと姉妹のラーメンどんぶりを交わしたねるらちゃんが退場していく訳だが、やはりアキバのメイド、一本スジを通して消えていく。
それにしても、とことんヤ○ザの抗争モノをフィーチャーしていく様は、ここまで来るといっそ清々しい。
昔からそっち系の作品と言うのは、ある程度の人気はあるもので、毛嫌いの感情があることも間違いはないのだけれども、話の面白さと濃い人間関係など、人間の本質に訴求する部分もあるんだろうなぁ。
確かに自身も追っていた時期があるしねぇ、最近では「日本統一」とかね。
とは言え、フィクションと現実は別ということで、ご縁はご勘弁被りたいものです。
さて、フィクションとして楽しむ分には、ここから盛り上がるのかな?
「今度は戦争だ!!」なんてね。
第7話:いよいよメイドリアンとの抗争開始、戦争だ!となった所で上層部で手打と。
ま、これもヤクザ屋さんを描いた物語では、あるあると言うところか。
ここら辺を押さえてあるのもテンプレとしてはしっかりとしているかw。
いきり立ったムショ帰りの古い武闘派の末路もあるあるだなぁ・・・。
少し、もの悲しいものはあるけど。
そして、なごみにとっては「メイド戦争」と言うよりも「メイド革命」のはじまりはじまり、と言ったところか。
第8話:やきゅう・・・。
野球やっても、人って○んじゃうんだなぁ・・・(  ̄- ̄)。
以上です。
第9話:いよいよ、ケダモノグループの親分w凪を直接相手にしたエピソードのノロシが上がった感じ。
ブックを無視したブタメイドたちの革命の行方は?
底辺メイドの明日はどっちだ!?
第10話:切ねぇ・・・。
だが、裏家業の末路はこういうのが相応しい・・・のかなぁ・・・。
嵐子回と言ってもいいエピソード回だった。
物語の外で視聴している身としては、ハッピーになって欲しいという思いもなくはないのだけれども・・・。
色々と事情が見えてきたなかで、クライマックスゾーンへ突入していく感じ。
第11話:
凪との直接対決が「あれれ?これで終わり?」。
これでめでたしめでたしなの?
と、思わせておいてからの衝撃の展開!!
極道モノなら主要キャラが、こんな無慈悲、且つ、あっさりと退場していく終わりかたもアリなんかもしれんが・・・。
個人的には・・・諸行無常だねぇ・・・との感あり。
ラストの展開を期待しつつ、次回へ。
第12話:あ~、そうなるのかー。オチはキライじゃない。
けどなー、11話~12話もう少し思いがこもる感じというか、余韻が残る感じというか、にしてほしかったなー。
少々、タタミ方が雑、いや雑という表現は正確ではないな。
なんだろう、嵐子の退場~凪の退場~オチまでのラインでもう少し抒情的というか、情緒的と言うか、何か琴線に触れる要素がもう少し欲しかったというのが個人的な感想。
ただ、ヤ〇ザモノのオマージュと考えれば、理不尽かつ無慈悲かつ、意味があって無いような無情な退場もアリっちゃあアリなのかとも思う今日この頃。
全体的な物語としては、インパクトがあって面白かった。
ヤ〇ザもののオマージュというより、そのまんまの雰囲気w。
ナレーションと独特の解説までそっち系の作品にしっかりと寄せていたし、無意味に〇んでいく様も、まぁ・・・ね。
そっち系の流れをメイド喫茶の抗争で描こうなんざ、ユニークな発想だわねぇ。
キャラクタも嵐子さんの独特の空気感にもっていかれた。
「36歳のメイドです!」
いやあ、年齢なんか関係ないよ、大事なのはマインドさ、って遠くを見つめながら言っちゃいそうだわ。
それに、モブ含めて各メイド個性的で面白かったしね。
あと店長、いいキャラしてたなぁ「いい加減」なのか肝が据わってんだかw。
まぁ、軽く・・・、いや、軽くではないか。
ガッツリ人が〇んじゃうので、万人にお勧めはできないけれど、ある意味ですが、日本にしか作れないアニメの一つなのでは、という評価ですわ。
エンタメとして割り切ってお付き合いくださいませ。
面白かったと思います。
・・・レビューが拙いのはお許しくださいませ。
「自分、不器用ですから・・・・・・」