てとてと さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
異能デスゲーム系としては見所もあったが、色々と残念
サンデー系のウェブ漫画、異能バトルでデスゲーム系。全12話。
※作品データベース様より転載
【良い点】
異空間?に隔離されてのデスゲーム強いられる系としては素直で分かり易い。B級感漂うのも含めて悪くない。
主人公は人間味に乏しいがクールに思考するタイプ、この点も余計なドラマを排除して異能バトル展開を楽しみやすい。
主人公が癖の強い異能「相手があなたの能力だと思った能力」をいかに使いこなすか?の頭脳戦要素が見所だった。
仲間たちの異能も長所短所はっきりしており、どう組み合わせるか?どう敵の裏をかくか?などの駆け引きも見られた。
終盤の強敵との、ジョジョ3部ダービー戦めいた心理戦駆け引きとドンデン返しは見事だった。
キャラクターは最低限の個性あり。
メインヒロインのユウリちゃんは可愛かった。主人公に惚れてきたりとベタな可愛げある。
デスゲーム主催者のミオンはウザ可愛かった。
どちらかというと後半の敵陣営のキャラとドラマの方が見所がある。
【悪い点】
良い点では挙げたものの、デスゲーム系としては地味、特有の外連味が無い。
キャラクターも地味。主人公は悪印象は無いが淡々と最適解練るだけで地味、終盤戦も正義感あるタイプではないので共感しづらい。
ユウリちゃんとか可愛いけれど特有の魅力は地味。
終始主人公ワンマンで仲間は駒に過ぎず、心の通った交流で親交深めるキャラドラマが希薄。
この点が「ダーウィンズゲーム」「天空審判」などの先行作品に比べかなり見劣りする。
終盤はゲストキャラのドラマの掘り下げはあるが、却って話が辛気臭くなり微妙。
大人数での国盗りバトルも、短期間にキャラ大勢出して印象弱めている。
こいつらよりも主人公組を掘り下げるべきだった。
ラストの落としどころは悪いわけではないが、消化不良。
異能バトルも「相手があなたの能力だと思った能力」頼み、他はそのための駒に過ぎず発想の幅が狭い。
何度か見所はあるものの、全般的には微妙。頭脳戦要素の底が浅い。
ヒロインらと連携する展開も、交流掘り下げが浅いので盛り上がりに繋がらず。
キャラデザは悪いわけではないが、見所な程でもない。
バトルシーンはB級作品と割り切れば許容範囲だけど、見所にはなっていなかった。
【総合評価】2~3点
異能デスゲーム系としては三流作品。
著しくつまらないわけではないが、あんまり魅力が無かった。
評価はギリ普通か迷う辺りの「悪い」
自分の悪い評価作品の中では上位の方。