芝生まじりの丘 さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
今は昔より良いものか
盲目の琵琶法師と化物のような風体の男はともに社会的に弱者であったが革新的な演奏とパフォーマンスを始め、多くの人の関心をひきつけていく、という話。
自分はハイカルチャー肯定主義、個人主義的な傾向が強いので、世阿弥が極端に矮小化されたり、みんなで踊れるロックのパフォーマンスが伝統的な琵琶音楽より優れているかのような演出は好きになれなかった。
現代的なロックを持ち込んで「こっちの方が現代的でかっこいいだろう?」と捲し立てるのはなろう系の現代知識無双を見ているような気持ち悪さがある。
作画の趣味的には嫌いじゃないが結局雰囲気に比べてテーマや展開が子供じみているような。