ひろたん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
『僕愛』、『君愛』、どちらから先に観るべきか問題
『僕愛』、『君愛』の特徴は次のとおりです。
・パラレルワールド(並行世界線)の話
・でも、干渉がある
・それぞれヒロインが違う
・「観る順番で結末が大きく変わるふたつのラブストーリー」らしい。
■どちらから先に観るべきか?
{netabare}
私の結論は、『君愛』→『僕愛』の順番です。
たまたま劇場がこの順番で構成していたので、私は、この順番で素直に観ました。
でも、それが正解だったんです。
観終わった後、「劇場、良く分かっているね!」と言うのが率直な感想です。
この作品は、それぞれの物語にヒロインがいるパラレルな話です。
ダブルヒロインではなく、全く別の並行世界のヒロインです。
ですので、それぞれの作品においては、ヒロインは、一人だけです。
そのため、作品自体もどちらかの物語が軸にならないように気を使っています。
しかし、どうしても『君愛』が軸に思えてしまいます。
その理由は、次の通りです。
・『君愛』では、世界観について語られる
正直、『僕愛』から観ると分からないかもしれません。
しかし、『君愛』から観るとすんなりと舞台背景や設定が入ってきます。
・『僕愛』は、『君愛』の続きから始まる
『君愛』のエピローグでは、『僕愛』に続くエピソードが語られます。
また、エンドロールも二人の顛末を示唆するバックグラウンドの映像です。
一方、『僕愛』のエンドロールは、ブラックバックのよく見る本当のエンドロール。
また、エピローグは、特にありません。
このことから、「並行」物語と言うより、「分割」物語のような印象です。
・『君愛』では、2つの物語のヒロインに関するエピソードが語られる
『僕愛』では、『君愛』のヒロインについては、ほとんど語られません。
これには、理由があって、時間軸の関係からです。
『君愛』は、学生時代までです。
その時期に二人のヒロインが存在しています。
一方、『僕愛』の方は、主に大人になってからのお話です。
そのため、二人のヒロインが重なる時期がほとんどありません。
このことから、『君愛』の方が2つの物語の前提であり、軸に感じてしまうのです。
{/netabare}
■まとめ
『君愛』→『僕愛』の順番に観ましょう。
この後、『僕愛』の感想に続きます・・・。