たんたんたぬき さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:今観てる
傑作の1話
ランキング次第では今年の年度代表で良いかな。ただ今回評価するのは私いくつかそれとは別に評価してると思う。個人的にすごく面白かったってものを評価してる。そっちでも評価できるほど秀逸な作品。
何がこんなに?なら1話の凄さだと思う。あの花見た時感じたものと同じ。そういう作品はいくらでもある。だが、1話だけずば抜けてよかったってのはあの花しか思い出せない。いくらでもある作品はその後もずば抜けて面白いので1話が逆に印象に残らない。じゃその後イマイチなのか?なら1話のとびぬけたものほどじゃない。
ただきちんと書いておきたいのは、私はあの花はその後イマイチだなと思うけど、この作品はそんなに悪くはない。ただこの作品話の展開で見せる部分が弱い。その辺りもあの花に似てるな。次回が早く見たいはある。だが次が気になるより、今回の満足をまた味わいたいってのがかなり強い。次が気になると半々かな。
あの花貶めたいわけじゃないのでこの辺りは強く書かないけど、あくまで私が個人的には1話の期待感が全く満足できない作品だったって思ってる。
そろそろどう1話が良かったか?で実はあの花が持っていた期待感?これ以外にもある。ただこれはあの花に気の毒だ。1話が長かったので、実質3話ぐらいの厚みがある。これ他に比較しちゃ駄目でしょ?ってのがある。その点は期待感だけが同じ。その正体は、初期設定に尽きるな。
まずファンタジックな転生って設定。これがあの花思い出した共通点。ものすごく現実的な物語に1つだけぶっ飛んだ幻想的設定をぶち込む。これが似てるんだ。転生と幽霊も死が伴ってるので似てると思う。後はとにかくもりもり。その点では、スパイファミリーによく似てる。ただスパイファミリーはあまりに数話完結がはっきりしすぎてる。
その点この作品もある程度数話の流れに完結するようなまとまりがある。それでも、もうちょっとこっちは繋がりがある。そこが自分の中でスパイファミリーよりは評価が高い点と、もりもり設定なんて漫画ならいくらでもある。それが面白さに強く機能してるって点で両作品は重要って事。
ただ両作品とも共通するのは、料理と素材の関係と似てて、もりもり設定=素材もそれなりに組み合わせが個性的。1つ1つはとても漫画アニメの素材としてはありふれてる。だがその組み合わせはあまりないぞ?って点が秀逸。
後OP素晴らしい。原作がすでに人気作品なので、そこが素晴らしいんだろう。だがアニメで見れてよかったと素直に思う。音楽よし、それらに合わせた動画も良し。そしてすでに死んでしまったアイが目立ってるのが良い。いろんな意味でアイが過去の人にならない。かつ、どんどん未来に進行してるのにもうアイ要らないんじゃない?とは思わない。
さてちょっと悪い感じで言ってしまったように見えるならとんでもない。1話以降も面白い。その点私個人がイマイチだと感じたあの花とは全く違う。まだ終わってないのに評価してるからこれからもっといろいろなパターンが見られるかもしれないが、現時点で感じてるのは、ルビーの方はこれゾンビランドサガだと感じた。
この作品全体的に行き当たりばったりなライブ感がある。これが悪くならない。これがゾンビランドサガだと感じた部分。ただライブ感はあるが、アクアの方はちと違う。アクアは王道のヒーローものだと感じた。基本ヒロインが出てきてその子を助けるって流れになってる。これこてこてのエロゲ展開だと思った。
ヒーローものがもつカタルシスと、アクアにその気はないがヒロインを攻略していくエロゲ展開のツボがあるなと感じた。全体の流れとしては行き当たりばったり感があるが、数話のまとまりにこういった分かりやすい刺激があるので数話完結の面白さもも持っているため、そこが雑多なちぐはぐな流れの作品とは一線を画する。