マサ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
【65点】2つの世界を跨ぐラブロマンスファンタジー。
ゲーム原作。白と黒、2つの王国の対立を描いた物語。
ふたつの勢力の交流を描いたり均衡を保ちつつも不穏な雰囲気を匂わせる等、キャラの動かし方や物語の匂わせ方はそれなりに上手かった。
作画や楽曲についてもある程度のクオリティは出せており、劇伴やバトルシーンの質感はなかなかのもの。
声優についても梶裕貴、堀江由衣を初めとした豪華な声優陣の熱演が物語を盛り上げる。とりわけ主人公の1人、闇の王子を演じる梶裕貴の悲壮感漂う演技は印象に残った。
一方でシナリオについては説明不足な部分が目立ち、キャラの掘り下げのバランスの悪さを感じる所も多く微妙に感じた。特に主人公は魅力がない訳では無いがスポットの当て方も微妙で、行動原理は理解できなくもないが物語から蚊帳の外にされてる感も否めず。
魅力や光る所は感じるものの良くて佳作止まりでどうも惜しい。2クールでやれば掘り下げとか出来たと思うと勿体ない。