wkr さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
願いのカタチ
2周目
1話
{netabare}一期を観なくても平気な二期。日常の風景、人々の反応等、細かい描写が光っており、キャラ性をとても理解しやすい。細かい史実ネタも流石。テンポも良い。それに加え、作画が素晴らしい。一期とは段違いの作画であり、キャラのバランス、動き、明暗のコントラスト、全てが上位互換。レースのシーンは勢いや躍動感が増しており、芝の凹凸をも細かく描かれ、CGを自然に用いている。一期より少しキラキラした様なキャラデザだが、一期のキャラデザの良さを残しつつ、スタジオ櫂らしく仕上げている。ラストのウイニングライブには圧倒された。この出来栄えで作画が☆4.0(相対的に低い)のはおかしい。トウカイテイオーの栄光から始まり、その先を暗示する様に不穏に終える1話。{/netabare}
2話
{netabare}op ed解禁。opは映像が熱く、曲も勢いが良くて好き。edは入りが良かったですね。希望が差し込むシーンでのこのed曲は素晴らしいと感じた。菊花賞のためリハビリをするも復帰できず、無敗の3冠ウマ娘の目標は失ってしまったが、新たに無敗のウマ娘を目標にすることに。かなり重い話だが、顔芸やキャラのボケ等のコメディ要素もあり、シリアスとの塩梅が良い。スピカメンバーの個性の出ている会話が面白かった。テイオーに目を向けるテイオーの同期(ネイチャ)も描かれ、キャラ描写は一期より改善か。{/netabare}
3話
{netabare}マックイーン回。前半の日常描写は勿論、濃いキャラ達の掛け合いも安定して面白く、レースのシーンは熱い。テイオーとマックイーンの関係性の掘り下げもされる。マックイーンはゴルシとライバル関係になると思っていたのは自分だけではないはず。「強い相手と勝負してこその無敗」というテイオーの考え方がスポ根らしいのが良い。モブも可愛いキャラデザなのが凄いですね。{/netabare}
4話
{netabare}レースシーンでの、作画コストの高い勝負服をも丁寧に動かす作画が素晴らしい。日常描写、史実ネタも安定。2話連続で飴を落とすトレーナーと「ついてく...ついてく...」は笑った。サブキャラの描写が多いが、サブキャラ達の掛け合いも面白く、メインストーリーを引き立てつつ、単体でも楽しめるのが良い所。特にカノープスのキャラが立っており、メインキャラに劣らない魅力がある。スペちゃんの前作主人公の威厳は消え失せましたね。{/netabare}
5話
{netabare}天皇賞(春)。テイオーとターボの会話が印象的。10話が楽しみ。レースの駆け引きが特に熱く、勢いのある作画、躍動感のあるカメラワークも流石。(CGが多かったが)。実質解説役のみなみとますおもキャラが濃い。感情を押し殺して抱き合うラストシーンは観るのが少し辛い。{/netabare}
6話
{netabare}特殊ed!{/netabare}
7話
ライス
8話
opのライスちゃんカッコいい。言っちゃ悪いですが、アニメのライスちゃんはあんまり好きじゃないです。
9話
余りにもひどい追い打ち。
10話
演出と挿入歌ずるい...
11話
{netabare}日常回。百合要素多め。友情描写は良いが、丸々一話使う必要は無かったとは思う。あげません!{/netabare}
12話
{netabare}シリアス。マックイーンが感情を露わにするシーンは演出、作画、演技共に素晴らしい。特殊ed最高{/netabare}
13話
主人公過ぎる!9話分一気観してしまった。
{netabare}単なるウマの擬人化萌えアニメだと思ったら大間違い。史実を元にウマ娘達の熱く、爽やかな栄光と不屈の帝王トウカイテイオーを描いたスポ根モノである。描かれるキャラは基本物語に関係するキャラに絞って描いている為、テンポが良い。そして、トウカイテイオー、その他ウマ娘のドラマ性が一番の魅力だろう。
憧れを追ったが届かず、何度も挫折を経験するが、仲間達の願いや夢に背中を押され何度も奮起する。13話芯の通った物語が描かれる事で、キャラ達の台詞や感情がストレートに心に響くものになっている。1話の引きは尋常ではなく、テイオーの目標の移り変わりでED映像が少し変化する演出が良かった。一期を観なくても話に入り込みやすいのもお得感がある。テイオーとマックイーンの友情も描かれ、作品に奥行きを作っていた。そして主人公周りのキャラ描写が上手く纏まっていて、一期の欠点が大幅改善。最終話でボス的立ち位置だったビワハヤヒデの掘り下げがほぼされなかった所が勿体無いが、メインキャラは勿論、サブキャラ達もキャラが立っており、メインキャラに劣らない魅力、ドラマがある。物語を引き立てつつ、彼女らの物語もまた面白い。ひたむきに夢を追い走る爽やかで情熱的な彼女らの姿に、きっと胸を打たれるだろう。作品自体は素晴らしい出来だが、苦言を呈するならば、史実とはいえ、若干話がワンパターン化していた。11話の日常回は楽しい回ではあったが、丸々1話使う必要はなかったと思う。そして13話は演出が露骨で少し萎えてしまった。一期に引き続き世界観の掘り下げも特にはされず、やはりウイニングライブという存在は浮いていた(世界観の掘り下げがほぼ必要のないストーリー構成ではあるが)。その辺はゲームをプレイして欲しいのかもしれない。
{/netabare}