えりりん908 さんの感想・評価
3.4
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
音楽にかける情熱で、影を照らし出すんじゃなかったの?
NHKが製作に関わっているし。
アニメ制作が日本アニメーションだし。
テーマがオーケストラ(管弦楽)だし。
いろいろ不利な条件が重なっていて、
とくに合奏シーンでの、3DCGの評判、よくないみたいですね。
でも、私は、岸誠二監督だということ、
主演が千葉翔也さんで、ココちゃんも3年生の部長役で出演してることで、
これなら「月がきれい」じゃん!
と楽しみに観ていて、{netabare}今も気持ちを裏切られることなく、
鑑賞できています(*^▽^*)
合奏シーンはたしかにクセがありますね。
それでも私には、アメリカ製CGアニメよりは全然オッケー、です!
そういった前提条件は、まあそんなところで。
中1までジュニアコンクールで優勝を総なめにして来た、
バイオリンの優駿だった少年=青野君が、
父のスキャンダルに端を発して家庭崩壊に傷ついて、
陰を抱えてしまってバイオリンを忌避して、
結局はアルコを置いてしまったのを、
中学校で、青野君に理解ある唯一の先生と、
運命のように出会った、
保健室登校のバイオリン初心者女子=律子ちゃんの二人のおかげで、
再び、
2年ぶりに演奏を再開する、
第2話の最終盤。
そのときのパッヘルベルが、
それまでさんざん、律子ちゃんの初心者的な汚い音を聴かされていたので、
ホントに秋の川原の夕空に吸い込まれていくように美しく響いて(*^▽^*)
ああ。カノンって、こんなに綺麗な曲だったんだって、
思わせられてしまいました。
第2話は、ホント、よくて!
タメの上手さが、とても素敵。
そして独奏にかぶせて、千葉さんが溜息のように心の中でつぶやく、
「ああ。。。そうか、、、楽しそうに弾くこいつ(律子ちゃん)が・・・羨ましかったんだ、、」
というモノローグ。
律子ちゃんの、青野君の独奏を初めて聴いた時の、
あまりの上手さにビックリして紅潮した顔も可愛くて(≧▽≦)
そこまでは、上手いバイオリンは、
スキャンダラスな父のパガニーニばかり聴かせて技巧全開だったからこそ、
スローでハートフルな演奏が心に沁みます。
ここから先、
ちょっと私としては苦手な高校オケ部の話に移りますが、
(オーケストラとか吹奏楽とかビッグバンドとか、苦手意識があって、それで響けユーフォニアムも直視できないのです)
ソリストとして特別に優秀だった上に、
ブランクが2年あった青野くんなので、
パート練で合わせ切れない姿や部活に不慣れな様子が、
適度なストレスと、適度なコメディで描かれているし、
オケ部という女の園ゆえに起こりがちな、恋の諍いも、
あろうことか律子ちゃんの親友小桜さんに芽生えそうで、
こういうのは好きなところだから、いい感じに鑑賞できています。
(オープニング曲とエンディング曲も、バイオリンか管弦楽で聴かせて欲しかったなぁ…というのはあるけど)
{/netabare}あまり重く暗くはならないで、
楽しく厳しい体育会系文化部の活動になることに期待して、
心地よく追いかけて行きたいと思います(^^♪
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なんてこと思って観ていたら、
中盤以降、本当にあっさり終わってしまいました。
中1まで「神童」と称され、コンクール総なめにしていた主人公が、
高校ではコンマスはおろか第1バイオリンにもなれず、
しかも最終回の大舞台が、
コンクールでも何でもない、ただの部活の定期演奏会。
竜頭蛇尾とは、
まさにこのことだったかも知れないと痛感です。
これは「いけません!」なアニメでした。