シボ さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
やっぱりメインヒロインの破壊力、最強でした。
本作Fineは恵の幸せを願うファンに感謝を伝える
作品なのかなって思えるくらい
今回のメインヒロインは最初から最後まで冴えわたってましたww。
前回の冬コミでは詩羽と共同制作だったゲームシナリオ。
今回倫也はシナリオを全てを一人で制作しています.
それはプロとの合作でない訳で当然壁に
ぶつかってます。
そんな時偶然にも紅坂朱音に次作シナリオをチェックしてもらうことに
なります。
倫也の文章に全力でダメ出しする紅坂朱音。
キモオタの荒削りな文章が個性であって良さでもあると・・。
こ慣れて普通に洗練されるなって助言します。
一見辛辣だけど、実際に上手く書こうとしても全然思ったことを
書けないって、分かる気がします。
大声でのオ〇〇ー連発は・・やっぱり今回も
リビングで堂々観れないやつ~。イヤホンでの視聴で助かりました。
序盤は恋のライバルのいないサークル内で恵の独壇場でした。
シナリオ展開について恵に相談するシーン。
もはやお互いがシナリオを通して3次元のリアルの心のうちを
告白し合ってるみたいで、キュンキュンすぎて恥ずかしくて
見てられないです~><!
恵との誕生日デートの約束と取り付けた倫也。
「あ~あ~、知~らないよ~っ倫也君・・
どうなっちゃっても知~らないよっ」
なんなのっ・・こんな3人称的に自らについて語るセリフってあります?
そんな幸せモード全開で物語は進みますけど当然
本作は、こんな萌えブタ展開まんまのハッピーエンドとはなりません。
紅坂朱音の突然の離脱で、詩羽と英梨々が参加している
新作ゲームの「フィールズ・クロニクル」は
危機を迎えます。
詩羽と英梨々を救うためにサークルを離れ、手を貸す決断をする倫也。
二人を放ってはおけない気持ちも分からないではないけど、ここは
恵の涙、その気持ちがどうやっても正しいって思っちゃいます。
倫也の手助けによって「フィールズ・クロニクル」
詩羽と英梨々のルートは無事に危機を乗り越えます。
そして危機へと向かっていた恋の行方は
分岐はしたもののハッピーエンドルートに戻っていきます。
置いてきぼりをくらった恵ですけど
前回頼りにされなくて怒ってた時と今回は違います。
倫也がいなくなっても恵はもう一人にはなりません。
サークル内で頼りにされる
存在としてついてきてくれる仲間がいることに恵自身の成長も見られます。
恋する女子を散々悩ませる倫也って~~って少々怒りぎみだったけど、
最後の最後でようやく男を見せましたね。
振り払う手を摑まえての告白に。
「合格・・・・だよっ!」
自分の気持ちを全て語りつくす恵は最高に可愛いんだよな~~。
倫也目線の恵の恥じらいながらも見つめてくるアップに
吸い込まれるように自分も心持ってかれてましたww。
そして本妻とは別ルートとなってしまったプロクリエイターの二人。
倫也の手を借りると決めた時に誓ったやるべき事。
詩羽と英梨々の二人の約束事を知った時は、涙出ちゃったよ~~。
倫也と恵の恋の応援・・・
それは図らずも自らの失恋が確定するってこと。
二人の覚悟、英梨々の泣き叫びはきちゃいますね。
英梨々、今回は泣いてばかりの辛い役回りでしたね。
居心地の良かった場所での一時の後、
サークル仲間達を置いて自分達の居場所へと戻る詩羽と英梨々。
決意を胸に涙する二人・・・。
「倫也~~~ 倫也~~~」
♭で感動した8話の恵の涙の仕草と一緒だよ~~。
溢れる涙、嗚咽をこらえるかのように両手で口元を抑える仕草は
辛いな~~・・。
プロとしての道を進むこの二人の友情は最後まで素敵でした。
主題歌の春奈るな「glory days」が流れる中
メインヒロインが確定した象徴的な桜舞い散るあの坂道。
「たった一人の・・あなただけのメインヒロインになれたかな?」
メインルートを攻略出来た~って達成感ってこういう感じなのかな?
最高に冴えてるヒロインに終始キュンキュンの劇場版でした。