tinzei さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
シリーズ通して観ればそれなりの良作
1年空けての3期、しかも2期と違って今回はちゃんと12話。
前作は3年掛かったけど今回は1年だけ。ネトフリの続編は、かなり間が空く印象だけど、どうやら元々2期が出来上がったときに3期を作り始めたから、これだけ早く出来たらしい。テレビアニメに慣れてる人間からすると、やっぱりこのくらいの間隔の方が良いけど、そもそもネット配信の強みはいつでも観返せることだから、間がどれだけ空こうが関係ないんだろうな。
というかこのシリーズ終わらせるくらいなら早く『B The Beginning Succession』の続編出してくれよ……。
今回は1期と同じで、かなりシリアスなストーリー。
内容はよくある「人間に被害を出したヒーローの是非」で、そこに偽物を登場させて敵の陰謀と掛けてる。ストーリーは当然シリアスだけど、今回はジャック(ハルクバスター笑)が終盤以外出てこないから前作みたいにちょっと笑えるような戦闘シーンもない。
相変わらずOPとEDでネタバレがあるけど、さすがにレナがウルトラマンだってことは隠されてた。あれだけ引っ張ってたからレナの母親に何かしらの伏線があるのは分かってたけど、まさかウルトラマンとは…。
ただ個人的には、もう一つの伏線だと思ってた北斗の守る女の子が出てこなかったのは残念。途中でヤプールが意味深に写真を見つめるシーンがあったから何かあるって確信してたんだけど…。
ゼットンとエドが最初からネタバレされてることとか、エドの行動が星団評議会の総意なのか独断なのかとか、敵が「光の巨人になれ」って言うからやっと巨大化するのかと思ったらアイアンマンスーツからピッカピカのウルトラマンスーツになっただけとか、細かい不満を言い出したらキリがない。
ただこういう展開自体は好きではないけど、アニメーションがカッコいいから観てて飽きなかったし、シリーズ通してみれば上手くまとめてたから、観る価値のある作品だったのは間違いない。
強いて“ちゃんとした”文句を言うなら、もう少し怪獣や星人の種類を出して欲しかった。特に今回、進次郎の覚醒を促すために1期のときに出てきたやつと同じ宇宙人(人を喰うやつ)が出てくるけど、せっかく新しく出すなら別の怪獣・星人にして欲しかった。