Ihuy さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
中途半端。尺の配分をミスっている。
個人的にギャグは好みだった。ギャグアニメとして観るのならそこそこ満足したが、感動もののアニメとして観るのならば話も大分変わる。
最初はその斬新な世界観に引き込まれた。だが話が進むにつれ、空気キャラ(それも大多数)が目立ったり、話の展開スピードについていけなくなり、途中からは全く話にのめり込めなかった。
僭越な立場だが、この場を借りて個人的な批判をはっきり言いたいと思う。
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以下、酷評&ネタバレ注意
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{netabare}
(2013年1月13日一部改変)
説明不足が激し過ぎ。作り方さえ覚えていれば、土から何でも作れるという設定の原理はイマイチ分からなかったし、物語後半に出てくる「影」については分からないことだらけで、せっかく頑張って観終えたのにもやもや感が消えなかった。
あれほど残ることに必死だった戦線のメンバーが、音無の演説(?)一つで意見を変えるわけがない。特に一番酷かったのは直井。「俺は存在を認める」という一言だけで、あそこまで変わるものだろうか?
下記からは全て、天使は音無に心臓を譲り受けたということを前提に話を進める。
生前の遺体の状態と死後の身体の状態について、天使曰く「死後の音無は心臓が無い」そうだが、これは生前の遺体の状態がそのまま死後の身体に反映されると考えられる。そう考えると、勿論他のメンバーも生前の状態が反映されていなければならない。そうなるとユイは歩くことは出来ないし、岩沢は喋ることが出来ない筈。だが劇中ではその様子は無い。
それともう一つ、生前の世界と死後の世界の時間軸について、天使は音無の心臓を譲り受けたことにより、少なくとも天使は音無より後に死んだことになる。だが戦線メンバーの反応からするに、音無より天使の方が先に死後の世界に逝っていたと思われる。つまり先に死んだ音無は、後に死んだ天使より後に死後の世界へ来たことになる(自分で言ってて頭がこんがらかってきた)。死後の世界へ逝くのにタイムラグがあるのだろうか?
これらはあくまで個人的な意見です。僕の考えすぎかもしれません。
それでも、心臓が無かったからって自分に心臓を提供した人だとは限らないでしょ、天使さん。このシナリオの中で、その点が一番無理矢理だったと思う。
{/netabare}
ちなみにこのアニメを見終わった当時は中3でした。決して若い世代全てに人気があるとは思わないで欲しいです。