てとてと さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
洋楽とガールミーツガール青春劇?評価の高い良作と思われるがイマイチ合わなかった
「カウボーイビバップ」の監督によるオリジナルアニメ、ミュージシャンの少女たちのお話。
※作品データベース様より転載
【良い点】
監督の趣味であろう、センスの良い楽曲をストーリーというか本作全般の中心に据えた作り。
洋楽のミュージックビデオ?的な良さをアニメで丹精込めて見せてくれる。
演出も凝っていて、本場のミュージシャンの楽曲をアニメという媒体で見せてくれるのは凄い事だというのは分かる。
二人+ライバルの少女たちの音楽にかける想いや交流、成長ドラマが王道かつ丁寧。
洋画っぽい雰囲気の中で、生い立ちや性格の異なる少女たちが各々の夢に向かって駆け抜けるのは良かった。
【悪い点】
キャラも展開も終始地味。
サクセスストーリーとしては波風が乏しい、さりとてアンジェラサイドのシリアスは辛気臭くて楽しみにくい。
終盤の政治色の強い展開も、敵側の主張に対抗するようなヒロイン側の掘り下げが薄くて微妙。
(同時期のコップクラフトが説得力のある結論出せていたのに対して、弱い)
キャロル&チューズディの交流と掘り下げも前半でほぼ完結していて以降が顕著な進展みられない。
洋画というか海外アニメっぽいキャラデザが好みじゃない。
【総合評価】3~4点
多分良作なのは間違いないと思うのだけど、残念ながら洋楽に全く興味が無い自分には真価が分からない…
洋楽の雰囲気アニメと見ると、単純に気に入ったか否かになる。自分は琴線に触れなかった。
他の要素だと、少女たちの交流劇・成長ドラマしかなく、そこは悪くは無いが地味。
評価は「普通」
…正直なところ、2クール退屈気味だった。
これは素養の無い自分の問題で、本作自体は悪い系の評価は付けられまい。