なっぱ𖧷𓈒𓂂 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
雨が降った日は真夜中0時にテレビ画面へ手を伸ばしてみたくなる
予備知識なしの初鑑賞。
作品を観終えた後に調べて知ったのですが、
原作はゲーム(RPG)だったんですね!
作中で場面の切り替え時に一旦暗くなったり、
日付がカチカチカチカチッてなったり、
なんかゲームみたいだな〜と感じていたので納得。
アニメ化で完全なアニメにするのもいいけど
こういうゲームっぽさを残してるのもいいですね!
こちらの作品は弟に勧められて観始めました。
弟もアニメ〜漫画〜ゲームとオタク気質なので
会った時は必ずアニメの話で盛り上がるのですが、
お互い軽く好きなアニメの趣味は合うのに
勧めてくる程の好きとなるとあまり合わないんです。
(本人には言わないけどねw)
それでも弟に勧められたものは一応観るタイプなので
今回も「どうせ」と失礼な感覚で再生したところ、、
子供心をくすぐるマヨナカテレビという設定と
大人心をくすぐる謎解きストーリー。
要するに、最高の作品でした(ノ*°▽°)ノ
前置き長くてすみませんw
さて本題ですが、
12話目で一区切りついた感じありましたね。
この12話までは内容は違えど
同じ展開が繰り返されてるのにマンネリ知らず、
話のテンポが良くて出し惜しみしないところが好印象。
だからと言って13話以降も
バンバン情報を開示していくのではなく
ちゃんと謎解きとして成立させる為の部分は
面白さを保つために程よい小出し感。
{netabare}
解決すべき大きな問題が1つ(マヨナカテレビの犯人)あり
その問題の中に存在するいくつもの小さな事件を
解決していくのは観ていてワクワクしましたね。
諸岡先生が殺害された時は
すごく嫌ぁ〜な人だったはずなのにショックでした。
だけど諸岡先生はテレビに映らなかったのに何で?
というキーパーソンになりましたね。
ここから今までの謎解きが
少しづつ違う方向へ進んでいくのが面白い!
前半は探偵の直斗があまり絡んでないから
謎解きよりペルソナを使うシーンが多かったけど、
後半は直斗がマヨナカテレビを理解し仲間になったので
頭を使うシーンが増えてより楽しめました。
ペルソナを使う機会がなくなったら
みんなとの関わりもなくなるのかと考える鳴上の元から
どんどんペルソナメンバーが離れていくシーン。
せっかく転校先で友達できたのにね(´;ω;`)
と悲しくなっていたら、
え?部屋で赤ちゃんに取り込まれた?
なんで陽介が上から呼んでるの?
えぇー!みんながここにいる!?
と混乱しました。
どうやら鳴上と一緒に私まで
ペルソナの精神攻撃をくらっていたようでw
悲しくなったり驚いたり嬉しくなったり
感情が大忙しですよヾ(・ω・`;)ノ
感情が大忙しと言えば、
最後の被害者となる菜々子ちゃん事件です。
菜々子ちゃんいい子だし
鳴上だけじゃなくてみんなにも懐いてて可愛いし
少しでも巻き込まれて欲しくないキャラだったから、
全て解決するまでは心臓握りつぶされてました(T^T)
変な手紙が来た日の夜に菜々子ちゃん1人残して
菜々子ちゃんの父親(刑事)が鳴上を連れ出た時は、
おいおい何してんだよ!と嫌な予感しかしませんよねw
父娘の仲を再確認し深めたばかりなのに
この父親まじで菜々子ちゃん雑にしすぎだろと
私の感情が怒りでいっぱいだったところに、、
鳴上の言葉は結局信じない綺麗事オヤジ発症するわ
菜々子ちゃん本当に誘拐されちゃうわ
そのまま鳴上を取調室に閉じ込めておくわと
最悪の大コンボをかましてくれてもう嫌いですwww
テレビの世界へ連れていかれた菜々子ちゃんには
お母さんの元(天国)へ行きたいという思いが
まだ残っているのがよく分かる、舞台は天国。
テレビから救い出すことは出来たけど
体力のない菜々子ちゃんは入院、
その入院中にテレビ世界の霧が現世に溢れ出して
菜々子ちゃんの容態は急変し死亡。
、、いやそんなまさか!でしたねw
からの、そんなまさかの生き返り!
菜々子ちゃんはどうして生き返れたのでしょう。
自分の正体が影だと知ったクマが
菜々子ちゃんの名前を呼んでいたのと
なにか関係があるのでしょうか。
ここから真犯人に迫るわけですが
黒幕の正体が個人的に最高すぎました。
心置き無くぶちのめしてくれよと( *´꒳`*)
初登場の時からずっとずっと
好きになれないキャラだったんですよw
いい加減な人だし見ていてムカムカしてくるし
見る度「なんなのこいつ」と思ってたので、
そういう嫌いなキャラが敵の黒幕として暴かれると
こんなにもテンション上がるんですね。
好印象キャラが実は黒幕で頭抱える展開なら
割とよく経験してきましたがこれは初めてかも?
そしてこの人めちゃくちゃ拗らせてますやんw
少し分からなかったのが、
この人を倒したと思った後に出てきたでっかい目が
色々とお喋りしていた内容を聞き取れなくて
戻してもダメだったので諦めて続けました。
ここで何か大事なことを言ったりしてましたか?
調べるにも2期のネタバレまで
一緒に出てきたらイヤなので保留してます。
最終回の最後で鳴上がこの街を去りますが
2期があることを考えるとまた戻ってくるのかな。
それとも鳴上以外のメンバーとはここで
お別れになるんでしょうか、、寂しいな〜。
中学生みたいな服着た強面の完二とまた会いたいw{/netabare}
兎にも角にも、
ザワついてホッとしてザワついてホッとして…
衝撃続きの良い意味で心休まらないお話でした。
またこの話のいいところは
映像や言葉に謎解きのヒントを入れてくれているので、
考えれば視聴者の方が先に謎を解ける楽しみがあるし
考えなくても中の人達がちゃんと解いてくれるから
一緒にスッキリして観進められる楽しみもあります。
魅力的なのは内容だけに限らず
キャラもメイン〜サブまで素敵でした!
主人公の鳴上だけがあまり特徴のないキャラで、
むしろそこが作品の魅力を引き出してる気がします。
周りのキャラが強いというのもあるでしょうが、
{netabare}テーマとして各キャラの二面性が重要となるので
鳴上に特徴があるとそれらは引き立たなくなりますし{/netabare}
特徴のない主人公の成功例ではないでしょうか。
個人的MVPキャラクター〚中村あいか〛
{netabare}サブキャラにも関わらず悠木碧さんが演じると
どうしてあんなにキャラ濃くなるんでしょう!?
お陰で大好きなキャラに♡
"どこにでも出前を届けてくれる"という設定に
あの独特なイントネーションが加わった事で
色々なシーンで笑いを提供してくれました。
登場回数少ないのに
1番笑いを取ったキャラなんじゃないかなw{/netabare}
最後に。
{netabare}テレビの中に行ったメンバーの中で
どうして鳴上だけ何ともなかったのかな?
話の最初と最後に出てくる
おじさんとお姉さんは何者なのかな?{/netabare}