I.S.S さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
さすがに4話じゃあいろいろ限界あるよね
※おひさしブリ大根。I.S.S様が帰ってきましたよ。
結局コロナ禍の3年間、文章形式でのレビューはゼロとなってしまいました。
受験勉強や新生活などでなかなかアニメ視聴の時間が確保できず... 本当に申し訳ない。
これからは気まぐれではなりますが更新していきたいと考えています。何卒よろしくです。
では、以下本編。
近年で最も成長したコンテンツの1つである「ウマ娘」の最新アニメシリーズ。
全4話で、YouTubeにて無料配信(プレミア公開)。2期は視聴済。
1期が失敗に終わったものの、2期で「覇権」と囁かれるほど強烈に盛り返した本コンテンツ。
ゆえに期待値は相当高かったですが、結局それを超えたと感じた瞬間は4話通じて皆無でしたね。これを「期待外れ」と呼ぶのでしょうか。
正直PVの時点から地雷臭は漂っていたんですが、予感的中でしたね。
先ず拙いのがストーリー展開の部分。
サムネからも分かる通り、「ナリタトップロード」「アドマイヤベガ」「テイエムオペラオー」のいわゆる「99世代」が物語の中心なのですが、その中から「主人公」的な存在を正しく据えられていないように感じてしまいました。
{netabare}一応トプロが主人公だとは思うんですが、後半2話は完全にアドべに食われてます。しかもTMは終始影薄いし。
だから「皐月賞●→ダービー●→菊花賞〇」という史実上絶対に欠かせないカタルシスが生まれないんですよね。アドべの闇堕ちの行方に目がいっちゃうというか。{/netabare}
トプロの成長過程はいい感じに描けてるだけに勿体ない。
作画に関しても、手放しで賞賛はできませんね。
演出やカメラワークは素晴らしいんですが、全ての基礎となる絵コンテがそれを殺してる。1話1話で絵柄が変わっているのも×。
全てが噛み合ったのは{netabare}廖監督自ら手掛けた最後のライブシーン{/netabare}のみ。それで誤魔化した感が見受けられたのは残念でした。
これら以外にも声優が下手(特に{netabare}中村カンナ氏{/netabare})だとか、魅力的なサブキャラが少ないだとか、ケチの付け所は結構あります。
最低限観れる水準にはあるとはいえ、2期が出来すぎていただけにがっかり感は否めませんでした。
3期は「キタサンブラック」「サトノダイヤモンド」を中心になるようですが、史実的に筋の通ったストーリーにするのが難しそうなんですよね。制作委員会の受難はまだ続きそうかな...?