かんぱり さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
おもいで
子供の頃、柴犬を飼っていたことを思い出しました。
物心ついたときからいて私達家族の一員でした。
それ以来、ペットを飼ったことはありません。
私よりも先にいなくなってしまうことがすごく悲しくて嫌だから。
約9年の寿命しか生きられないアンドロイド。
9年間を家族として過ごした人たちの気持ちを考えるとアンドロイドとの別れはとても悲しく、理屈では割りきれない思いがある気持ちはすごくわかります。
私がアンドロイドだったらどんなことを考えるんだろう。
人間のために役に立つために作られたので、役に立つことに喜びを感じるけど、寿命が近くなるにつれ、今までの思い出が消えてしまうのがとても悲しくなるような気がします。
アイラも同じことを考えて、ただの機械として過ごしたほうが楽だと考えた気持ちもわかる。
でも。
今まで一緒にいてくれた人たちの気持ちは?
人生って思い出の積み重ねなんだと思います。
その人が亡くなるということは、思い出の「図書館」が1つ無くなるということ。
だから、大切な人との思い出を1つでも多く共有することはとても素敵なことだと私も思う。
アイラはツカサたちと出会って一緒に過ごした時間は{netabare}短かったかもしれないけど、その思い出はツカサたちの中に残りつづけます。{/netabare}
ラストのシーンが観覧車というのもとても良かった。
Cパートでアイラのことを考えたら涙が出ました。
関係ないですけど・・
入社日に配属先を間違えたり、のほほんとした課長とか、プラネテスを思い出しました。