tinzei さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
伏線なのか原作ネタなのか分からない
約30分×6話のOVA、原作はゲーム。
原作ゲームは未プレイ…というか存在すら知らなかった。
原作を知らないと設定と世界観把握に時間がかかるけど、一応大筋のストーリー(目的、勢力図、キャラ)は知らない人間にも分かるように出来てた。ただシルビアの因縁(?)とか、メルビナが置かれてる状況なんかはさっぱり分からなかったからwiki観ながら視聴したけど…………うん、分からん。
GONZO初期の作品で、キャラデザ以外は画面の揺らし方とか同じ会社の『青の六号』に近い。デザインの細やかさはないけど、その分動きは良いからアニメーションとしては悪くなかった、ただそのせいで暗い場所での戦闘シーンはどうなってるのか分かりづらい。
宇宙描写はこの時代ありがちのCGだけど、時代が時代だから質はお察し。ただ特徴的と言うほどではないけど、艦船とか宇宙ステーションのデザインは良かった。
最初観た時、キャラデザは全く違うけど『ダイバージェンス・イブ』に近いものを感じたから、エロ要素が少しでもあるのかと思ったら、全くの皆無だった。
声優は原作そのままでメンツも豪華だけど、OVAオリジナルキャラもそれなりに豪華。ただ岩田さんが演じる補佐官は演技に熱が入りすぎて、なに言ってんだか分からない時がある。笑
上でも言った通り、ストーリーは原作を知らない人にも分かりやすく出来てる。ただストーリー中にいくつか重要な伏線が張られてるけど、こういう原作があるOVAの伏線は原作知ってる人向けのネタにも見えるから、伏線なのかどうか分かりづらい。
この作品で言うと、コリンズがアルファベット部隊を離れる切っ掛けになった女の博士の護衛任務は、原作に関わるネタだと思ってたけど、作品に関わる重要な伏線だった。
結論として、設定・世界観はともかく、ストーリーは原作を知らない人にも分かりやすく出来てたし、伏線の張り方もキレイで、ある程度は楽しめたけど、やっぱり知ってるのと知らないのでは面白さにかなりの差ができるだろうし、アニメーションも特徴的ではあったけど、見応えがあるものでもないから、わざわざ原作を知らない人が観るほどの作品ではなかった。
自分用
1
解散したメルティランサーに再招集がかけられ新しい補佐官が現れる。隕石のフリをしたヴァネッサ一味がEMPに現れメルティランサーを狙う。メルティランサーはヴァネッサたちを倒すが、手柄は別の部署に横取りされる。
2
隅に追いやられるメルティランサーはコリンズと名乗る司令官と出会う。シルビアが希少な遺伝子を狙う強盗を追う。メルビナが再招集の理由を探るが分からず。シルビアがメルビナ以外のメンバーと強盗を待ち伏せするが、遺伝子生物に邪魔され失敗、しかもその遺伝子生物がジュンのせいで巨大化する。
3
強盗メンバーが落とした銃をコリンズに渡す。シルビアとサクヤが教団のパーティに参加するがそこは犯罪組織の巣窟。一方メルビナは独自にコリンズの正体と再招集の理由を探る。パーティにヴァネッサが現れ、客を凍結させ何かを打ち込む。応援に行ったアンジェラとナナはこの前の強盗と戦う。メルビナは謎の男に会い強盗がアルファベットと呼ばれる葬られた特殊部隊、しかもコリンズは元隊長だった。シルビアたちも強盗と会いコリンズが現れる。強盗たちはコリンズに裏切られたと言い、大してコリンズはお前たちはイヨネスコの部下になり下がったと言う。強盗はビルを爆破して去る。
4
サクヤとジュンは教団に潜入しようとするが、拉致され洗脳されていた補佐官がいた。目覚めたメルビナは再びあの男にあい、イヨネスコが動き出したと言う。教団はイヨネスコを崇める集団だったが、信徒たちを使って何か実験しようとしていた。シルビアたちはサクヤとの連絡が途絶えたと言われ助けに行くがそれ自体が罠だった。イヨネスコの実験で宇宙が裂けシルビアたちが巻き込まれる。サクヤとジュンは船の中でアルファベット部隊と戦い、シルビアたちは脱出方法を探る。シルビアはイヨネスコがEMPにいるという男の言葉を確かめるため行動するがコリンズにバレる。コリンズは何か知ってるようだったが、そこにアルファベット部隊から連絡があり面白いものを見せるとシルビアたちのいる映像を映す。シルビアは実験の中心にいた教団の戦艦で作業するが、アルファベット部隊が大爆発が起こす。
5
アンジェラ以外はコリンズから事前に渡されていたマーカーで転位することができて助かるが、アンジェラのは前に拾った小さい生物がもっており、シルビアたちはアンジェラは死んだと考える。だがアンジェラはアルファベット部隊にいる同族の男の子に助けられていた。しかしリーダーはそれを許さずアンジェラを使ってあることを企む。メルビナはイヨネスコの正体に迫り。メルビナがここ最近幻覚に悩まされていたのはイヨネスコ本人からの救難信号だった。イヨネスコはかつて生体コンピューターにされた女の子で暴走を始めネットワークを拡大したため一時的に銀河連邦の高官が契約を結んでいた。しかしその契約も破棄されイヨネスコは再び暴走を始めていた。イヨネスコの暴走で地球が崩壊し始める。メルティランサーは住民の避難を開始するが、コリンズのもとにアンジェラが捕われている映像が届く。コリンズは一人で助けに行くがシルビアたちに見つかり一緒に向かう。メルビナはイヨネスコの肉体を保護するが、イヨネスコが仕掛けた何かが作動し始める。
6
捕われているアルファベット部隊のもとについた一行だったが、戦闘の後転送される。転送された場所は教団が残した船だった。実はイヨネスコがその船を使って銀河を崩壊させようとしていた。操られたアンジェラの同胞によってシステムが作動し、アルファベット部隊とシルビアたちは過去の嫌な出来事を思い出す。コリンズによって持ち直した一行は何とかシステムを止めようとする。正気に戻ったアンジェラの同胞とたまたま連れてきた小さい生物のおかげでシステムは止まる。だが船が裂けめに巻き込まれようとする。するとヴァネッサと補佐官が現れ無事救出、直後連邦軍が現れ船に通信が入る。そこにはメルビナに情報を渡していた男がいたが、顔がコリンズそっくりだった。実はコリンズはクローン兵でその男も同じコリンズだった。さらにそのコリンズの上司はかつてアルファベット部隊とコリンズが別れる原因となった博士で、博士はコリンズは見捨てたのではなく部下の抹殺命令を無視して君たちを助けたと言う。その後、メルティランサーは軍に拾ってもらい、アルファベット部隊は教団の船に乗って自分たちの居場所を探しに行く。最後に、コリンズがミッション終了のカードを渡し終わり。