大さじコショウ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なかなかこのアニメのようなものはない
私の大好きな作品です。
総評から
『なかなかこのアニメのようなものはない』
事前にこの作品は何を扱っているかを知ることが大事です
そう、テーマは最低な『浮気もの』です
注意が必要ですが、話数が少ないとはいえそのテーマが故に話が濃いです。
中々見かけないテーマ性であり、この作品に魅了される人はとことん魅了されるでしょう。
なお1作目と本作は直接な関係は一切ないので
単体で楽しめます
◆音楽
本作品は絶対に注目すべきものは音楽です。この点だけは譲れません。
ホワイトアルバム1から引き継いだ時代を感じる曲や、
OPの曲に秘められているものなど、間違いなく名曲が多いです。
{netabare}
アニメ内ではSPEEDの『white love』を地味にカバーしていたりと
曲への気合が1作目から変わらず感じれます。
ホワイトアルバムという曲は作られた時代設定が1980,90年代と
設定に合わせた古臭くも時代を感じれる曲はたまらない逸品です。
{/netabare}
◆絵
THE平成だと思います。作画は安定しています。悪いとは特に
安定してそこそこ動くといった具合。
キャラデザは萌え系(?)にしては控えめ
◆キャラ
※本作は癖があります。
学園のヒロイン、そこそこ仲のいいヒロイン、主人公。
この3人が常スポットライトです。
一番その関係が楽しめるので、多くは語りません
{netabare}
見られた方は主人公を屑と思うでしょうが、よくよく考えてみてください
学生で、しかも学園1のヒロインから迫られる。
主人公は少し惹いてる気持ちがあるがこれが恋愛なのかもわからない。
そういった状況を思うと悪い奴だと思いますが気持ちはわからなくはないかと。
(まぁ屑であることは確かですけどね)
{/netabare}
◆テンポ
終わりは正直納得はするがすっきりしないと思います。
話数が少ないのでどうしても限られてきます。
{netabare}
前半の幸せな部分があるからこそ、後半の辛さが引き立ちます
あの時は良かったな… と皆さんも思うことありませんでしょうか?
そんな気持ちになってしまう構成です
{/netabare}
本作は見る人を選びますし、人によっては嫌悪感を抱くでしょう
それでも、本作が好きになった方は冬になれば毎年思い出してしまう
そんな作品です。