芝生まじりの丘 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
オタクは拳銃を向け合うべきだ
オタクは群れるべきではない
オタクはそれぞれに孤高で、ピストルを向け合うべきである
メタラーは互いに細分化されすぎた嗜好を持つために仲違いしがちだみたいな話を聞いたことがあるが、オタクも同じである。
オタクの敵は一般人ではなくオタクである。もっと言えば自分以外の世界の全てが敵である。
オタクであるとは周囲に流されず自己の感性に忠実であるということである。
自己の感性に忠実であるということは「これ美味しいよね」と言われたときに空気を読まずに「いや、僕はこっちの方が好きなんだよ」と言うことである。
「好きなことを好きだと言う」ということは「嫌いなことを嫌いだと言う」ことと同じである。
だからオタクは互いにピストルを向け合うことになる。
ピストルは自分自身にも向けられている。
「俺の好きなものは本当にこれなのか?」と。
オタクは常に問い続けなければいけない。
この作品にはそういうピストルの存在があまり感じられない。