じょうのうち さんの感想・評価
4.4
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
うーん、天国へのカウントダウン!!
ほぼ情報無しで視聴。海回ということすら知らんかったw
映画単体として見ればめちゃくちゃ面白いが、シリーズ全体としては二番煎じのオンパレードな作品。だがそれでいい。古き良きコナン映画の伝統を貫いてくれ。
ミステリー要素は無いも同然で草だった。
ハンドサインのシーンは国籍偽ってるだけで犯人ではないというミスリードかなって深読みしたワイがアホだった。
灰原さんメインな訳だが、恒例の死ぬ死ぬ詐欺挟んできて、いやもう見飽きたがなってなったw
これだけは絶対要らなかったと思うw
天国へのカウントダウンのクライマックスでやったことじゃんよ。
コ哀が一層強まったのは良かった!!
『キス、しちゃったんだよ。』
これだよなあ…。
まあ、もっと前にやっておくべきだった感はあるけどね。蘭に遅れを取りすぎててw
ところでメインヒロイン(当社比)である歩美ちゃんのコナンくんLoveアピールが最近少ない気がするのは気のせいだろうか。
黒の組織が毎度おなじみでポンコツ可愛いところも見所だった。もう壊滅だろこの組織。
特にウォッカさん。捕虜は別の部屋に拘束しとけよw
逃げられてるしw
マヌケすぎてジュラル星人に見えてきた、愛すべきアホキャラだなあw
ジンはジンで、例のごとく鋭いようで抜けてるしなあ。インターポールが導入するシステムが欠陥だらけな訳ないやろ。
ピンガさんは存在が示唆された瞬間に死んだわこいつって思ったねw
何度目だよ映画オリジナルの黒の組織ww
最期が楽しそうでなによりだったよ。
こういったお決まりパターンでニヤッとしちゃうわけですな。
緋色の弾丸以降はそれまでのコナン映画史における暗黒の10年間(個人の感想)を塗り替えるような作品が続いており、今作もかなり楽しめた部類である。
結局のところコナン映画に求めているのは、ダークな本格ミステリーとかキッズ向けの教養とかド派手なアクションシーンとかではなく、それぞれのキャラクター性なのだ。
例えば本作では、灰原さんが連れ去られそうな危機を感じて宿の部屋を出ようするときに、歩美ちゃんのはだけた毛布を直してあげるシーン。こういう細かい描写にグッと来るわけですね。あー、灰原さんは歩美ちゃん大好きだからそうするよね、と我々も感心してしまう。
緋色の弾丸以降は、制作陣のキャラ愛が伝わってくる作品ばかりで見応えがある。
今作は、ストーリーとしては同じ灰原さん回だった天国へのカウントダウンの方がハラハラしたし好きだけど、焼き直しとしては高クオリティだったので、世代的にも天国へのカウントダウンが刺さってていない方にはおすすめしたい作品。
来年も期待しています。